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2014年11月

第35回動物臨床医学会年次大会

こんにちは、動物看護師の後藤です。

最近めっきり寒くなりましたね。

私は毎朝布団からでるのを躊躇いながら起きる日々が続いております。

私は11月14日、15日、16日と開催されていた第35回動物臨床医学会年次大会で口頭発表をしてきました。内容はご家庭でのリハビリテーションのやり方の指導やその説明についてです。

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私自身、文書をつくるのも話すのも苦手としているので、とても苦労しました。しかし、なんとか無事に終わりとても良い経験になりました。

獣医療に関わる、獣医師、動物看護師、その他スタッフの多くはこういった学会などへ参加して、自分の考えや思い、そして研究などを発表、またそういった発表を聞き、情報を交換しています。さらに各専門の分野の話を聞くことで、それぞれがスキルアップを目指し努力しています。

私も今回の経験をいかして、より質の高い看護を皆様に提供できるよう頑張りたいと思います。

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肛門腺のしぼりかた

こんにちは、動物看護師の田辺です。

ワンちゃん・猫ちゃんとお住まいの皆様、肛門腺のチェックはされていますか?

ワンちゃん・猫ちゃんのお尻には、肛門腺、肛門囊(のう)とも呼ばれる袋があり、ここから匂いの強い分泌物が出てきます。

肛門腺に溜まった分泌物を排便時に自然と出せる子もいますが、特に小型犬など定期的に絞ってあげないと出せない子も多いようです。

「お尻を床に擦りつけている」「お尻を気にしたり舐めたりする」このような時は肛門腺が溜まっているサインかもしれません。

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肛門腺は、肛門の左右下に2つあります。

肛門を中心として4時と8時の位置と考えるとわかりやすいです。

しっぽを上に持ち上げて、自分の親指と人差し指でつまむようにし、下から上に持ち上げる感覚で搾り出すと、肛門からピュっと出てきます。

コツをつかめば簡単に絞り出せるようになると思うので、ぜひお家でもチェックしてあげてください。

肛門腺の色や臭いは様々で、茶色~黄色っぽかったり、固めでつぶつぶしていたり、サラサラの液状だったりします。

肛門腺はとても匂うので、絞り出すときに顔を近づけて覗かないようにしましょう。私はついつい覗き込んでしまい大変な目にあったことがあります。

また、固くなってしまいなかなかしぼり出せない子や、W・コーギーなどお尻が張り出している体型の子などは難しいので、獣医さんにお願いすることもあります。

肛門腺がつまってしまうと、炎症や破裂を起こすことがあります。肛門腺をチェックした時に痛がっているようでしたら無理をせず、ご来院の際に診てもらうようにしてください。

早速ですが、問題です。

こんにちは、看護士の佐々木です。

早速ですが、問題です。

下の写真の2匹のワンちゃんのうち、どちらか1匹は義眼の手術をして目にシリコンが入っています。

さてどちらでしょうか?

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答えは、右側の青いハーネスをつけているワンちゃんです。

この2匹は、私が飼っている犬で、アンジェ(左)とタヌ(右)と言います。

タヌは、緑内障で両眼が見えなくなり手術を考えましたが、もともと活発に動き回るタイプの子では無かったことや今までと変わらない食欲や嫌がることのない散歩姿を見て、無理に手術をしなくてもいいのかなと思うようになっていました。

でも眼科の先生からの「手術してあげたほうがいいよ」という言葉に背中を押され手術をすることに。

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手術前

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手術後

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現在

1ヶ月も経つと落ち着いてきます。

手術後、酷かった涙やけもなくなり、なでて欲しくて自分から頭を擦り付けて甘えるようになったり、他の物や匂いに興味を持つ時間が増えました。

そんな姿を見て、我慢できる位であっても、やっぱり頭痛や頭が重いなど本人にしかわからない痛みや不快感があったんだなぁと痛感しました。

目が見えないことで、時にぶつかったり踏み外したりすることもありますが、臆することなく元気に歩いている姿や甘える仕草を見て、手術をして良かったと思っています

動物は人よりも痛みに強く周りに悟られないよう我慢をしようとします。

だから気づきにくいかもしれませんが、「痛そうには見えない」「もともとあまり動かないから」などと思わず、ご相談ください。

 

 

猫ちゃんの尿道閉塞

こんにちは。獣医師の上嶋です。

最近すっかり寒くなりました。

今回は、寒い季節に増える、猫ちゃんの「尿道閉塞」についてお話しさせて頂きます。

 「尿道閉塞」とは、結石や尿道栓子(炎症によって、膀胱や尿道から剥がれ落ちた細胞、血液、結石の成分などがかたまったもの)によって、おしっこの通り道である尿道がつまってしまう病気です。

尿道閉塞は、尿道が細くて長い男の子で多く起こります。

この病気の症状は、おしっこをしたくても出ないので、何度もトイレに行って、おしっこを出そうとふんばります。

ふんばりすぎて吐いてしまう猫ちゃんもいます。

おしっこが長時間出ないと腎臓に負担がかかり、腎不全になってしまったり、膀胱が破裂して命に関わることもあります。

おしっこが出にくそうだなと感じたら、なるべく早く動物病院を受診して下さい。

では、尿道閉塞を予防するにはどうしたらよいのでしょう。

おしっこが膀胱の中で長い時間とどまっていると、おしっこの中の結石の成分がかたまって、結石が出来やすくなります。

よって、お水をたくさん飲むこと、おしっこを我慢させないこと、結石の成分であるマグネシウムを摂取しすぎないことなどが大切となります。

また、猫ちゃんは、ストレスが原因となって膀胱炎になることが多いので、ストレスをかけないことも大切です。

寒くなると、お水を飲む量が減るため、ご飯にウェットフードを加えてあげたり、水飲み場を複数用意してあげたり工夫をしてあげるとよいでしょう。

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蛇口から出るお水や、動くお水が好きな猫ちゃんもいます。

おしっこを我慢させないためには、快適なトイレを用意してあげます。

十分な広さのトイレを、猫ちゃんが安心できる場所に用意してあげましょう。

また、トイレの数は、猫ちゃんの頭数+1個が理想といわれています。

定期的に尿検査を行い、結石の成分が出ていないかチェックしてあげることも出来ます。

ご希望の場合には、なるべく新鮮なおしっこを、診療時間内にお持ちください。

猫ちゃんは泌尿器のトラブルが多い動物です。

普段から、猫ちゃんのおしっこの様子をよく観察してあげて、病気を早期発見してあげましょう。