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2019年8月

ハリネズミの変わった行動

こんにちは、看護師の田畑です。

今回はハリネズミの変わった行動についてお話しします。

我が家のハリネズミの写真を見ていただきたいと思います。

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みなさんは「アンティング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「アンティング」というのは写真のように、ハリネズミが口から泡を吐き、自分の体に塗りつける行動のことです。

初見の方はとてもびっくりする行動だと思います。

この行動をする理由ははっきりと解明はされていません。

この行動は、新しく購入してきたものや、長く使っているものでも、洗ったりして違う匂いになってしまったものをケージに入れることでこの行動をします。

この行動の理由としては自分の体に周囲の物の匂いを付けることで、外敵から身を隠している。あるいは、自身が匂いに適応するため。など様々な見解がありますが、実はなぜこのような行動をするのかははっきりしていません。

今回はハリネズミについてのお話でしたが、ウサギが危険を知らせるときや怒っているときなどに後ろ足をダンダンと足踏みをする「スタッピング」など、その動物それぞれの日常の何気ない行動に目を向けてみたら「ペットを飼う」ということがより楽しくなるかもしれませんね。

 

お口の中に潜むできものにご注意を

 お口の中に潜むできものにご注意を

こんにちは、腫瘍科 獣医師の平林です。

当院の腫瘍科では、皮膚のがん、内臓のがん、鼻のがん、血液のがんなど、様々ながんの診療をしています。

今回は、最近診療の機会が多い、口の中に潜むがんについてお話をしたいと思います。

がんは体のいろいろな所に発生します。

動物では皮膚のがんが最も多く、比較すると口の中のがんは多くありません。

ただし、皮膚のできものは、動物の体の見た目の変化や、ご家族が動物に触れている時の違和感から、発見されやすいのに対し、口の中のできものは大きくなるまで発見されにくいことが多いです。

 

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口の中にできものができても、最初のころは普段通りに食事をする子も多いため、できものが大きくなって口の外側に出てきたり、頬が腫れてきたりするまで見つからないことが多いです。

口のできものには、炎症による歯肉の腫れや、良性の腫瘍、悪性の腫瘍(がん)があります。

炎症や良性の腫瘍は、歯科処置や、できものの切除で治ります。

がんについても、手術で取り切れれば完治が望めます。

しかし、できものを完全に取るには、顎の切除が必要になり、少し大掛かりな手術になることもあります。

また、大きくなってからの発見では、がんを完全に取り切ることが難しく、すでにリンパ節や他の部位に転移していることもあります。

がんは発生を予防することが難しいできものです。

しかし、早期に発見することで、しっかりと治療ができることもあります。

動物の口の中をしっかり見るのはなかなか難しいですが、動物があくびをした時、ワンワンと吠えている時、はあはあと息をしている時、歯磨きの時などにのぞいてみてください。

 

 

 

 

 

我が家のキジトラ白黒兄妹を紹介します

こんにちは、看護師の田村です。

長い梅雨が明け、暑い日が続いていますね。

人、動物共に熱中症などには気をつけましょう。

今回は我が家のキジトラ白黒兄妹を紹介します。

キジトラ白のルナちゃんとキジトラ黒のソルくんです。

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我が家に来て、2年になりました。

来た時は手のひらサイズで小さかったのですが、あっという間に大きくなりましたね。

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これからも家を壊さない程度に元気よく過ごしてくれるよう願っております。

 

運動のすすめ

こんにちは看護師の後藤です。

夏が急に訪れたようで、急に暑くなりましたね。

みなさん体調管理に十分に気をつけてください。

ここまで暑いと犬たちの散歩にいつ行けばいいか悩んでしまいます。

人と違い、犬たちは地面に近いため、地面からの熱の影響を受けてしまうため熱中症の危険度が高くなります。

そのため散歩に行きたくても行けない状態が続き、運動不足になりがちです。

そんな時当院リハビリテーション科で運動してみませんか?

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当院では水中トレッドミルという装置があります。

写真のように水の中を歩くという運動です。

ただ水の中を歩くだけではありません。

水の流れや浮力をコントロールして、その子に適した運動ができるようにします。

この写真のスコットくんは以前に車椅子のお話でもご協力頂きました。

普段はお散歩で車椅子を乗りこなしているのですが、時期的に雨が降ったりとなかなか十分な運動が出来ていなかったためこの装置を使って運動しました。

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リハビリテーション科に長く通っていらし頂いているのでこの装置も上手に使いこなしています。

健康な子でもこのように日常的になかなか出来ないような運動のご提案もできます。

ですが、獣医師に出来るかどうか、やっても良いかどうかを判断していただく必要がありますので、一度相談して頂ければと思います。

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とても得意げで可愛いですね