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2019年9月

猫の中毒

獣医師の福島です。

お花屋さんの前を通るたびにいつも思うことがあります。

こんなに綺麗なのに猫ちゃんにとっては危険なものもあって、注意して飾らないと、と。

今回は猫ちゃんが食べることで中毒を起こしやすい植物についてお話ししたいと思います。

中でも、家の中やベランダに置くことが多いものをピックアップしてみようと思います。

 

ポトス(観葉植物)

トマト

アサガオ

スイセン

ユリ、スズラン、チューリップ(ユリ科)

 

観葉植物はかなりの確率で中毒を起すものが多いので絶対に猫ちゃんの届く場所に置かないようにしましょう。

どうしても置きたい場合は猫ちゃんに毒性がないか調べてからにしましょう。

トマトはベランダやお庭で作っている方も多いと思います。

グリーンの実、葉や茎などに毒性があるので、猫ちゃんに触られないよう注意して下さい。

お花は私達を楽しませてくれますが猫ちゃんには危険なものも多いです。

特にアサガオ、スイセン、チューリップはお家の花壇で育てている方もいると思います。

また、ユリ、スズラン、チューリップはお家に飾ったりプレゼントとしてもらったりすることもあると思います。

猫ちゃんが近づけないところに飾って下さいね。

猫ちゃんは、肉食動物の食生活に合うように進化したため肝臓の働きが人やわんちゃんとは異なります。

そのため、植物中の成分が蓄積しやすく、体も小さいため中毒になりやすいのです。

ご紹介した以外にもまだまだたくさんあります。興味のある方は調べてみて下さいね。

fukushima.JPG

(仲良く寝てます)

 

もしもの時

こんにちは!受付の石原です。

この前関東にも大きな台風がやって来ましたね…

皆さんは災害のもしもの時

避難場所や、持って行くものなど、用意出来ていますか?

私が住んでる市の避難場所を調べたのですが、ペットと避難出来るけど、屋外、屋内でも廊下や踊り場などでした。

ですが、ペットと避難できるところは少ないです。

ペットは『家族』といっても飼ってない人からしたら、避難場所に連れてきてほしくないと思ってる人もいるかもしれません。

臭いや鳴き声が気になるという理由が大きいそうです。

ですが飼い主さんのケアで改善することはできます。

今は臭いが気にならないビニール袋などがあります!

オシッコしたオムツやうんちはその袋に入れておけるよう準備しておくといいですね!

また、クレートやゲージの中で鳴かず落ち着けるよう普段からしておけばわんちゃん、ねこちゃんにとっても安心です。

もしもの時のために皆さんも調べてみてくださいね!

 

遺伝に関する雑学

こんにちは。看護師の庭野です。

病院には色んな猫ちゃんが来ますが、怖がって怒り続ける子と全く気にせずのんびりする子と性格が両極端です。

どうしてこの子はこんなに怖がりなんだろうとお悩みの方、それは遺伝によるものかもしれません!ということで、本日は遺伝に関する雑学をご紹介したいと思います。

ある論文によると、親が経験した恐怖体験は遺伝子レベルで子どもに伝わると言われています。

そしてそれはお父さん由来の細胞で伝わるそうで、例えばお父さんがレモンの匂いを嗅いだ時に怖い思いをすると、生まれてきた子どもはどういうわけかレモンの匂いだけで怯えてしまうのです。

不思議ですね!

生まれつき怖がりでシャーシャーする猫茶はもしかするとお父さんの性格が遺伝しているのかもしれません。

甘えん坊さん、怒りん坊さん、どちらもたまらない魅力がありますが、ゴロゴロ甘えてくれる子を探している!という方はもし分かればお父さんの性格にも注目してみるといいかもしれません。(もちろん育つ環境などそのほかの要因もたくさんあります)

みなさんの中にも理由は分からないけれど怖いものがある、という方はお父さんに聞いてみると答えが分かるかもしれませんね!

niwano