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2020年8月

ワンちゃん・猫ちゃんの献血について

こんにちは。動物看護師の田辺です。

今回は、ワンちゃん・猫ちゃんの献血についてお話したいと思います。

当院では、大きな手術や重い病気などで輸血治療が必要な場面が度々あります。

待合室にこのようなパンフレットを置いているので、興味がありましたら手に取っていただけると嬉しいです。

たなべ1

たなべ2

 

…献血ボランティアに興味がありましたら…

まずはお近くのスタッフにお声がけいただくか、お電話にてお問合せください。

詳しくご案内させていただきます。気になることは何でも質問してください。

登録の際にワンちゃん・猫ちゃんを連れて来られるようでしたら、獣医師による健康チェックを行います。

登録に費用はかかりません。

献血が必要になりましたら、ご連絡致します。ご家族の都合と合わせて献血の予定を組んでいきます。

 

…献血の当日…

体調はいつもとお変わりないですか?

獣医師による身体検査と血液検査をして、詳しい健康チェックをします。

血液検査で問題がなければ、献血を開始します。

献血には少しお時間がかかります(1時間~2時間くらいです)。

この時、ワンちゃんを病院でお預かりすることも多いですが、ご家族と一緒のほうが落ち着くようでしたら付き添っていただけますのでご相談ください。

猫ちゃんの場合は、少しの間病院でお預かりします。

 

…献血が終わったら…

初めての方には血液型カードをお渡ししています。

お家に帰ったら、今日はゆっくり休ませてあげてください。

体調面で心配なことがありましたら、いつでもご連絡ください!

たなべ3

わが家の2歳になる猫くんも、献血に登録しています!

何度か連れて行くうちに、少しずつですが病院に慣れてきてくれたようです。

 

うさぎの歯について

こんにちは、看護師の田畑です。
今回はうさぎの歯についてお話ししたいと思います。
うさぎの歯は、前歯6本、奥歯22本で構成されています。
合計28本の歯はいずれも「常生歯」といって一生伸び続けます。
牧草など繊維質の多い食べ物を食べる際、歯を擦り合わせることによって歯が磨耗し、正常な長さを保っています。
ですが、牧草を食べない、柔らかいものばかり口にするなどといった食生活により歯の一部が伸びすぎてしまうことがあります。
これを「不正咬合」と呼びます。
症状は以下のようなものがあります。
・食欲が落ちてきた
・よだれが出てきた、口周りが腫れてきた
・涙が出てきた、目が飛び出てきた
などがあります。

不正咬合が起きた場合、歯を切る処置が必要となります。

うさぎなどの小動物は外敵から身を守るために体が弱っていることを隠す習性があるので、日々のお世話でちょっとした違いに気付いてあげることが大切になります。

最近食欲が落ちてきたな、いつもと様子が違うなと思ったら獣医師に相談してみてはいかがでしょうか?

 

新型コロナ感染予防対策・お願い

こんにちは。受付の石原です。

コロナ対策として当院では密とならないよう、待合室は一家庭一名様でお待ち頂いています。

お会計の時だけでなく、検査結果の待ち時間などもなるべくお車でお待ち頂くようお願いしております。

いしはら

ただ、今の時期とても暑いです。

車の中にわんちゃんねこちゃんだけにさせないよう、熱中症にも気をつけてくださいね

行ったり来たりでお手数お掛けして申し訳ないのですが、コロナ感染予防対策にご協力お願いいたします。

 

また、お薬のみご飯のみ取りにいらっしゃる場合は、予めお電話でご注文頂き余裕を持ってお越しください。

お電話でご注文いただいたお薬やご飯は、診察時間外のお昼の時間でも取りに来て頂けます。

午前中は9:00〜12:00、午後は13:30〜19:00までとなっております。

お昼の時間帯は人も少ないので外来時間に来ていただくより、密は避けられるかと思います!

送料手数料などかかってしまいますが、郵送も行っております。

お電話でお問い合わせください。

 

腫瘍について

こんにちは。看護師の庭野です。

蝉が鳴いて、一気に夏らしくなりました。

今回は腫瘍についてのお話です。

犬や猫の長寿化が進み、腫瘍が発生する率が高くなりました。

‘腫瘍’と聞くと、厳しい闘病生活や、抗がん治療などを想像される方も少なくないと思います。

腫瘍には良性・悪性があり、悪性でも比較的進行が遅いものがあります。悪性であっても、上手に腫瘍と付き合って、元気に生活している患者さんもいます。

しかしながら、厳しい現状となってしまうことも多い、腫瘍という病気。

病気を知って治療をしていく中で、たくさんの葛藤が生まれると思います。

治療法は患者さん、そして飼い主さんによって様々です。

腫瘍科の診察の際は看護師が同席していますので、悩まれた時には一緒に考えさせてください。

診察室だと少し言いづらい…ということも、待合室や別のお部屋でお聞きいたします。

わんちゃん猫ちゃんの大切な時間をより良く過ごせるように、少しでも力になれればと思います。

病理診断と二重虹

こんにちは、獣医師の平林です。
長かった梅雨がようやく明け、夏がやってきました。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響があり、いつもとは少し違う夏になりそうです。
 
私は現在、平日は大学院で病理診断を学び、週に1回、当院の腫瘍科診療で勤務をしています。
病理診断とは、手術などによって患者さんの体から採取された病変組織を顕微鏡で観察することで、病気の種類や、進行の程度を診断することです。
診察のなかで、獣医師が “組織をとって病気が何かを調べましょう”とお伝えすることがありますが、これが病理診断です。
病理診断は、動物の示す症状、血液検査結果、画像診断などと一緒に、病気の診断と治療方針の決定に大いに役立ちます。
当院で、質の高い病理診断が提供できるよう、専門医試験合格にむけて勉強を頑張りたいと思います。
 
新型コロナ感染症の影響で、4-6月は大学がお休みになりました。
病院で病理の勉強をしている最中、ふと窓の外を眺めると、虹が見えました。
ひら
 
よく見ると二重虹(ダブルレインボー)でした!!二重虹は珍しい天体現象で、主虹と副虹(薄い方)があり、副虹は主虹の反射でできるらしく、色の順番が逆になるようです。
幸運の虹で、“努力が実を結び、幸せがやってくる予兆、祝福”という意味があるそうです。
 
この夏は屋内にいる機会が多くなりそうですが、虹の意味するものが真実になるように勉強に励みたいと思います。
 
 

ミラブル始めました

こんにちは。トリマーの川口です。

今回は新しく導入した、ミラブルについてお伝えします。

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ミラブルは、写真のようにとても細かい気泡で、毛穴の奥の汚れを落とし、なおかつ肌に潤いを与えてくれます。

脱塩素の効果もあるので、肌が弱い子にもオススメです。

 

初回は、シャンプー料金+100円(通常 シャンプー料金+500円)で出来るので、是非お試し下さい。

 

眼科の検査

こんにちは、看護師の田村です。

今回は眼科の検査についてお話します。

 

眼に入る光は角膜-水晶体-硝子体を通過し網膜に認識されます。

網膜に認識された情報は、視神経を介して脳へと伝達されます。

目の異常は見た目で気付くこともありますが気付かない事も多いです。

 

スリットランプ検査

眼球の内部を観察する道具を使った検査になります。

眼球の表面(結膜、角膜)から内部(前房、虹彩、水晶体、硝子体)、眼底(網膜、視神経乳頭)まで、くまなく観察することで、異常がどこの部位で起こっているのかを確認します。

 

フルオレセイン染色検査

眼球表面(角膜表面)の傷の有無等を調べる場合には、フルオレセイン染色検査を行います。

角膜表面に傷があると、その部分が染色されます。また、流涙症の原因の一つである鼻涙管の閉塞も、この検査で調べることができます。

鼻涙管が通じていれば染色液が目から鼻に抜けるため鼻汁が染色されますが、閉塞していると染色されません。

 

眼圧測定検査

眼の中の圧力のことを眼圧といいます。眼圧は房水と呼ばれる透明な液体によって調節されており、何らかの原因によって房水が増えると高くなり、減ると低くなります。眼圧測定は、眼圧が上昇して起こる緑内障などが疑われるときに行います。

 

シルマー涙液試験

涙の分泌量を測定する方法がシルマー涙液試験です。眼球表面の光沢がなく、乾性角結膜炎など、涙の分泌減少が疑われる場合に行います。

目盛りのついている試験紙を眼瞼と角膜の間に1分間挿入し、涙で濡れた部分を計測します。

5mm以下は重度涙液減少、610mmは軽度涙液減少、1114mmは涙液減少の疑いと判定します。

 

色々な検査を行って異常が無いか見ていきます。

もし、目の異常に気付いた場合はいつでもご相談ください。