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眼科

早速ですが、問題です。

こんにちは、看護士の佐々木です。

早速ですが、問題です。

下の写真の2匹のワンちゃんのうち、どちらか1匹は義眼の手術をして目にシリコンが入っています。

さてどちらでしょうか?

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答えは、右側の青いハーネスをつけているワンちゃんです。

この2匹は、私が飼っている犬で、アンジェ(左)とタヌ(右)と言います。

タヌは、緑内障で両眼が見えなくなり手術を考えましたが、もともと活発に動き回るタイプの子では無かったことや今までと変わらない食欲や嫌がることのない散歩姿を見て、無理に手術をしなくてもいいのかなと思うようになっていました。

でも眼科の先生からの「手術してあげたほうがいいよ」という言葉に背中を押され手術をすることに。

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手術前

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手術後

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現在

1ヶ月も経つと落ち着いてきます。

手術後、酷かった涙やけもなくなり、なでて欲しくて自分から頭を擦り付けて甘えるようになったり、他の物や匂いに興味を持つ時間が増えました。

そんな姿を見て、我慢できる位であっても、やっぱり頭痛や頭が重いなど本人にしかわからない痛みや不快感があったんだなぁと痛感しました。

目が見えないことで、時にぶつかったり踏み外したりすることもありますが、臆することなく元気に歩いている姿や甘える仕草を見て、手術をして良かったと思っています

動物は人よりも痛みに強く周りに悟られないよう我慢をしようとします。

だから気づきにくいかもしれませんが、「痛そうには見えない」「もともとあまり動かないから」などと思わず、ご相談ください。

 

 

お家でもできる眼科簡易検査

 

眼科担当の小林義崇です。

犬の白内障、何歳くらいで発症するかご存じですか?

実は5歳未満という若齢で発症することが最も多いのです。

そのため、早期発見、早期治療がとても大切。

今回は、お家でもできる眼科簡易検査をご紹介します。

必要なのは・・・

光源。ペンライトがあればベストです。

方法は・・・

まず部屋を暗くして、ワンちゃんから50cm程度離れて正面同士向かい合います。

自分の目の近くでペンライトを持ち、ワンちゃんの眼にまっすぐ光をあててみると・・・

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瞳が光ります!

小林2

 

もし瞳の中に影が出ていれば、それは白内障の可能性があります。

小林3

また、左右の瞳の大きさにも違いがないか確認してみて下さい。

小林4

 

うまく光らない場合は少し角度を変えてみて下さい。ペンライトは自分の目の近くで持つことをお忘れなく。

影を見つけたらすぐに眼科を受診して下さいね。

ものが言えないワンちゃんたちを守るのは、ご家族です。

是非チェックしてみて下さいね。

 

 

高齢なわんちゃんの眼のケア

 

中原1

こんにちは、眼科を担当しております獣医師の中原です。

家を片付けていたら、昔愛犬に使っていたバギーが出てきました。

愛犬は16歳と長生きだったのですが、晩年は眼の病気を煩い、15歳の時、眼科専門医の小林先生に手術をしてもらいました。

その後は目薬が手放せなかったので、バギーで一緒に通勤していました。

 さて、今回はそんな愛犬を思い出しながら、高齢なわんちゃんの眼のケアについてお話したいと思います。

高齢なわんちゃんを飼われている方で、最近眼の表面が白っぽい、涙が増えた、少し眼が赤いみたいと感じている方も多いのではないでしょうか?

高齢になってくると、心臓や腎臓など内蔵の病気が心配になると思いますが、身体の代謝が落ちることで、眼にも症状が出てくることが多くみられます。

また、年とともに瞬きをする回数が減ったり、涙の量が減ることで、眼が乾きやすくなってしまいます。

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この写真は、17歳になるわんちゃんの眼の写真です。

眼の表面に、きらきらした白いものが見えると思います。

これは、身体の代謝が落ちることによって、カルシウムなどのミネラルが角膜の表面に沈着している状態です。

この部分の角膜は弱っており、傷ができやすく、また傷になると治りにくく、悪化しやすい部分です。

中原3 中原4

この写真も17歳のわんちゃんの眼なのですが、白い部分が少し剥がれて、傷(角膜潰瘍)ができています(緑色に染色されている部分が、傷ついているところです)。

高齢なわんちゃんは傷の治癒力も衰えており、悪化すると手術が必要になることもあるため、日頃から眼の傷を予防していくことが大切です。

日頃のケアとしては、まず保湿治療です。

ヒアルロン酸の目薬や眼軟膏を用いて、眼が乾かないようにしてあげます。

また、瞬きをあまりしていない子が多いので,人の手で瞬き運動を補助してあげるような、まぶたのマッサージを毎日してあげると良いでしょう。

 

私事ですが、数ヶ月後にはバギーに愛犬ではなく、赤ちゃんを乗せて歩く予定です。

来月から産休に入らせて頂くため、お休みの間、ご迷惑をお掛け致しますがよろしくお願い致します。

眼科診療については他のスタッフがサポート致しますので、お気軽にお問い合わせください。