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肝臓・腎臓・胃腸の病気

胆嚢粘液嚢腫

胆嚢って何?

胆嚢とは、肝臓についている袋状の臓器です。肝臓で処理された老廃物や消化酵素などが胆汁として胆嚢に集められます。
集められた胆汁は胆管という管を通って十二指腸に流れ出て、便として排出されていきます。

胆嚢粘液嚢腫とは?

胆嚢粘液嚢腫

胆嚢の中で胆汁が寒天のように固まってしまい、流れが悪くなる病気です。
初期には無症状であることも多く、進行すると黄疸や激しい腹痛、食欲不振、吐き気、下痢などの症状を引き起こします。
重度の胆嚢炎を併発したり、胆管が詰まることで胆嚢が破裂すると非常に激しい腹膜炎が起こります。破裂してから発見されることも多く、その場合救命が困難になってしまうケースもある怖い病気です。
内科治療では治すことができないため、治療には胆嚢を切除する手術が必要となります。