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2022年2月

家で飼っているデグーについて

こんにちは。看護師の黒澤です。

今回は家で飼っているデグーについて少しお話したいと思います。

2016年7月生まれの5歳で、名前はチュウカといいます。

回し車で元気よく走り回ったり、乗らずに手で回して遊ぶのが大好きな子です。

寒くなってからはよくペットヒーターの上で暖をとり体がとけるように伸びていてその姿がとても可愛らしいです。

デグーはお風呂には入れませんが、その代わりに砂浴びをして体についた微生物や皮脂などを取り除き体を綺麗にしています。

また砂を掘ったり転げまわったりとストレス発散や回し車とは違う体の動かし方をすることで運動不足解消も期待できます。

うちのデグー(チュウカ)が砂浴びをすると、いつも周りに砂が飛び散っていますが楽しそうに全力で砂浴びをする姿が見ていてとても微笑ましいです。

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このような瓶に専用の砂を入れています。

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砂浴び中の写真を撮ろうとしましたが勢いがよすぎてどれもブレてしまいました...。

その後おやつの大麦を貰えてご機嫌な様子のチュウカ、美味しそうに食べてくれました。

まだまだ寒い日が続きますが、毎日元気に過ごしています。

 

 

病理標本作製方法をご紹介します

こんにちは。病理診断科 臨床検査技師の密本です。

当院に病理診断科が開設して、もうすぐ1年になります。

院内で病理診断を行うことができる動物病院は数少なく、試行錯誤は続いていますが、臨床の現場と隣合わせだからこそできる病理診断をこれからも目指していきたいと思います。

さて、「病理診断=病理医が顕微鏡でプレパラートを観察することで診断をする」ということは想像できる方もいらっしゃると思いますが、その標本の作製方法を知っている方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、病理組織標本作製の流れをご紹介したいと思います。

〜病理組織標本作製の流れ〜

①組織の固定:手術や検査などにより採取した組織は、そのままでは時間とともに組織自体がもつ酵素によるタンパク質の分解や乾燥、腐敗により変化してしまい(変性)、正しく診断をすることができなくなります。そこでホルマリン液などの固定液に浸透させることで、採取した組織の変性を防ぎます。

②組織の切り出し:主な病変部や切除縁など、診断で重要となる部位をスライドガラスに載る大きさにトリミングします。

③包埋(ほうまい):包埋装置という機械で、組織中の水分を一晩かけてパラフィンという物質に置き換えます。その後、 新しいパラフィンを流し込んだ型に組織を埋め込み、冷やし固めることで、パラフィン包埋ブロックを作製します。

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④薄切(はくせつ):ミクロトームという機械で光学顕微鏡での観察に適した薄さ(通常約2-3μm)に切り、スライドガラスに貼り付けます。

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⑤染色:薄切したスライドはそのままではほぼ無色なので、ヘマトキシリン(青紫色)とエオジン(紅色)という2種類の色素を使用し、細胞の核や細胞質などを染め分けます。この染色を、ヘマトキシリン・エオジン(HE)染色といいます。H E染色を施したスライドをH E標本といい、この標本を元に診断がされます。

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多くの動物病院は病理検査を外部の検査会社に委託しており、固定した組織を検査会社に送付し、診断結果を待ちますが、当院では標本作製から診断までの全てを行っています。

院内で病理診断を行うことで、検体送付の時間がかからない分、診断までの時間が短縮でき、また、診察・手術を行った臨床獣医師と血液検査や画像検査などの情報を共有・ディスカッションをすることで、迅速かつ、より正確な病理診断ができるという多くのメリットがあります。

ご紹介したHE標本は当院の病理組織診断の際に必ず作製される標本ですが、腫瘍の種類や病原体の有無を調べるために、追加で特殊な染色を行う場合もあります。

それについてはまたの機会にご紹介したいと思います。

これからも埼玉動物医療センター 病理診断科は、より良い獣医療提供の一助になればと思います。

今後ともよろしくお願いします。

 

リフレッシュ

こんにちは。受付の松本です。

新しい年を迎え1ヶ月程経ち、コロナウイルスへの注意が欠かせない日々が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私は年始にお休みを頂き、実家に帰省していました。

帰省する度に恒例となっているのが、我が家の猫(ゆめ)に被り物を被せて写真を撮ることです。

今回は苺の被り物をゲットしたので被せてみました。

意外と嫌がらず、カメラ目線をしてくれたのですんなり良い写真を撮ることができました。

コロナ禍でなかなか出掛けることができない中、我が家の愛猫に癒してもらい、とてもリフレッシュできました!

 

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当院では受付にて感染症防止対策を行っております。

引き続きご来院の際はマスクの着用、検温、消毒のご協力をよろしくお願い致します。

 

 

 

わが家で行なっている誤食防止

こんにちは。看護師の星です。

今回は家で行なっている誤食防止を紹介します。

「ちょっと目を離したすきに焼き鳥の串食べちゃった」などうっかりある子もいるのではないでしょうか?

私の家の猫たちは紐やビニール袋をかみかみして食べそうになってしまうことが多々あり必死で食べないように止めている毎日です。

誤食が起きないようにするためには物をできる限りしまって置くのが一番です!

↓小物やビニールなどはできる限り扉付きの棚などに入れています。

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おもちゃはクローゼットの高いところに置いて届かない様にします。

特にお留守番中は何を仕出かすか分からないので暇つぶし用に↓このボールの中にご飯を入れてコロコロ転がして時間を潰してもらうもうようにしています。

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この形以外にもコロネ型のものなどがあり、その中にふやかしたドライフードを入れてあげる方法などもあります。

最後に出かける前や寝る前にたくさん遊んであげると疲れて寝てくれるので、お留守番中に悪いことが減りました。

飼い主さんの意識で変わってくると思うので、わんちゃん、猫ちゃんに合った方法を探してみてはいかがですか?

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