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2019年3月

猫ちゃんのごはんについて

こんにちは、看護師の佐藤 諒です。

今回は猫ちゃんのごはんについて紹介したいと思います。

猫ちゃんの食事の特徴についてお話しします。

まず、猫ちゃんは基本的に、お肉を食べて生活してきた動物です。

お肉から栄養をとり体を作っているため、たんぱく質や脂肪が重要なエネルギーになります。

お家で暮らす猫ちゃんも、そうした栄養素のバランスに合わせたごはんが必要です。

猫ちゃんのごはんで市販されているものには、総合栄養食とそれ以外のものがあります。  

総合栄養食には写真のようなものがあり、パッケージに「総合栄養食」と明記されています。

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総合栄養食以外には「間食」、「副食」「おやつ」「一般食」などがあり、こうした様々な商品があります。   

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総合栄養食は、主食として与えることを目的に作られたものです。

必要な量と水分を一緒に与えることで1日に必要な栄養素を十分に摂取することができます。

総合栄養食以外の「間食」「副食」「おやつ」「一般食」は嗜好品として与えることが前提のため、主食にあたる「総合栄養食」と一緒に与えるのが良いと思います。

 

血液検査について

こんにちは、看護師の斉藤です。

今回は血液検査についてお話しします。

よく行われる血液検査に一般血液検査というものがあります。

わんちゃん、ねこちゃんから少し血液をもらって、自動血球計測器に通します。

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この機械は自動で赤血球や白血球、血小板などの数を測定してくれます。

次に血液塗抹を作製し、染色して顕微鏡で観察します。

この際、白血球を種類ごとに数えて比率を出したり、人の目できちんと血球の状態を見て、異常がないか確認します。

機械と塗抹のデータを総合して一般血液検査の結果とし、診断の材料としています。

結果を記入した報告書をお渡ししているので、気にしてみて下さい。

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ステキな光景

こんにちは、受付の内山です。
暖かくなり桜も咲き始めて、いよいよ春ですね。
先日友人と都内の公園にお花見に行きました。
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沢山の人がワンちゃんを連れて歩いていて、我が家は猫なので連れて歩けて羨ましいなぁと思いながら歩いていました。
そんな中で、とてもステキな光景を目にしたのでお話ししたいと思います。
 
杖をついたご年配の男性が、1人でゆっくり歩きながらお散歩をしていました。
その1m位先を三毛猫が歩いていて、最初は野良猫がたまたま男性のそばを歩いているだけかと思って見ていました。
すると、その猫は立ち止まって男性の方を時々振り返りニャーンと鳴いて、また歩き始めます。
男性が立ち止まり休憩をしていると、猫も立ち止まります。また歩き始めると猫も歩き始め、立ち止まっては振り返り、ニャーンと鳴くのです。その時の顔が何とも言えない、優しい顔で男性の事を見ていました。
すぐそばの家の門の中へ一緒に入って行ったので、その男性が飼っている猫なんだと思います。
私もこの男性と猫のように、自分の猫といい関係を作りたいと思いました。

わんちゃんねこちゃんの鼻血

冬将軍も去り、少しは過ごしやすくなってきましたね。

一難さってまた一難。

今度は花粉が飛んでいて鼻が詰まる毎日を送っている獣医師の皆川です。

今回の話題は鼻症状つながりで、わんちゃんねこちゃんの鼻血についておはなししようと思います。

ヒトの鼻血では多くの場合、鼻入口の粘膜が薄いうえに血管が豊富な部分があり、そこが傷ついて出血することが知られています。

授業中に鼻血をだす同級生を何人見てきたことやら…病気のひとのみならず健康なひとでも鼻血が起きているのはみなさんもご存知のこととおもいます。

さて、ここで質問です。

Question:ワンちゃんネコちゃんも同じように薄くて出血しているのでしょうか?

 

答えは“No”

 

人の場合と異なり、自然出血ではなく病気が原因で出血している場合が多いそうです。

出血の原因はさまざまで

・鼻の中にできものがある

・傷つけてしまった

・歯の根元に炎症があり鼻にも波及している

・血が止まりにくい

・血圧が高い

…などなど

ヒトの鼻血をみて病気かな!?って考える方は少ないと思います。

だからこそ

“わんちゃんねこちゃんの鼻血は病気が隠れているかもしれない!!”

って思っていただけると幸いです。

もし気になることがありましたらスタッフ、獣医師にご相談くださいね。よろしくお願いいたします。

 

毎日のふれあい

こんにちは。受付の橋本です。

昨年末、我が家の愛犬おこわが片目だけ眼をシバシバさせ、涙がたくさんでていたので、年末年始でバタバタする前に…と思い病院を受診しました。

眼の検査をしてもらったところ、眼球に傷があり、左右の涙の量に差があることがわかりました。

そこで目薬を処方してもらい、今では傷も治り、いつも通りに過ごしています。

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毎日の愛犬とのふれあいから、いつもとの違いに気がつくことができたので、日々の観察も大切だと思いました。

何か異変があれば気付けるように、ふれあい健康チェックを続けていきたいです。

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ご飯のあげかた

こんにちは。看護師の森谷です

花粉が飛び始めて花粉症の方は辛いと思います。私も花粉症でマスクが手放せません。

さて今回はご飯のあげかたについてお話ししたいと思います。

入院している わんちゃん、猫ちゃんのご飯作り時、すぐに食べてくれる時もあれば、なかなか食べてくれない時もあり、色々工夫しながらご飯作ってます!

飼い主さんの中にもお困りな方もいらっしゃると思います。

実際に飼い主さんからご飯について聞かれることがたくさんあるので今回は少しだけになってしまいますが紹介したいと思います!

 

ドックフードだけで食べない時は…

○好きな缶詰の汁をかけてあげる

○ふやかしてあげる

○汁や缶詰、パウチを混ぜたものを電子レンジで温めてみる→匂いで食欲をそそる!   など

 

中にはお皿がステンレス皿だと食べなかったりする時もあるのでプラスチック皿に変えてあげるのもいいと思います!

色々と工夫してご飯を食べてくれたら嬉しいですよね!!

もしお困りな事などありましたら、スタッフまでお聞きください!

 

 

 

猫の「クラッキング」という行動について

みなさん、こんにちは。動物看護師の梁瀬です。

今日は猫の「クラッキング」という行動について紹介したいと思います。

我が家には猫を2匹飼っています。

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この猫達がたまに外に向かって歯を「カカカ」と鳴らす姿をみて不思議に思い調べようと思いました。

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この行動をクラッキングといい飼い猫によく見られる特徴です。
 
猫がクラッキングするときの気持ちは次のような意味があるそうです。
①狩猟本能からの意味づけ
猫が窓から鳥や虫をみてクラッキングする意味は、狩猟本能から獲物を見て気持ちが興奮しているという説があります。
②欲求不満の気持ち
窓から獲物をみてクラッキングするのは、獲物を捕らえる動作の代換行為という気持ちから鳴く、という説明もあります。
③擬態の意味がある?
アマゾンで野生動物の研究者による、山猫が獲物となる猿の鳴く声を擬態したとの報告例があります。少しばかりうがった見方ですが、クラッキングは鳥のさえずりに波長が合っているので、擬態行動を意味するのではないかというのです。
 
以上が猫が窓から鳥や虫をみてクラッキングする理由ではないかと言われています。
そろそろ暖かくなり鳥が外で鳴く機会が多くなる頃だと思います。
是非お家に猫ちゃんを飼われている方はこういった行動に注目してみるのはいかがでしょうか?
 

シニア期にむけて②

みなさんこんにちは。リハビリテーション科看護師の佐藤です。

今回はシニア期やシニア期に向けて行う運動についてご紹介していこうと思います。

その運動はとても簡単!「立ち座り運動」です

うちのボクサー犬ジェイク(6歳)とルーシー(5歳)も小さい頃からずっとやっています。

お座りを教える時のポイントは、目線を斜め上にして顔を少し上に向かせることです。

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頭が上に上がることで座りやすくなります。

できたら褒めてあげるのを忘れずに!^ ^

そこから立ち上がらせるときは、前に進みながら立たないよう注意です!

この運動はその場で立ち上がることで後ろ足の強化になります。

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写真の後ろ足を見ていただくとほぼ動いていないことがわかります。

わんちゃんは、前足で6〜7割、後ろ足で3〜4割体重を支えています。

前足ばかり使っていると後ろ足がどんどん弱ってきてしまいますので、若い頃から習慣的に運動を入れて筋肉量を維持していきましょう!

私の家でやるタイミングはご飯の前、おもちゃをあげる前に「おすわり、よし!」と何気なくおこなっています。

ポイントは、日常的に無理なくやること、やりすぎないことです。お家のワンちゃんの顔や様子を見ながら疲れない範囲で行なってみませんか。

 

病院の施設点検があります!

施設管理の中村です

今年も病院施設の点検のため、下記日程において電話・FAXが不通になります。

3月22日(金) 午前1時~3時

※上記日程が雨天の場合等の予備日:4月5日(金)午前1時~3時

ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

シニア期にむけて①

こんにちは。リハビリテーション科担当の藤澤です。

今年も花粉症の方はつらい時期になりましたね。

私は去年から花粉症になってしまい、「花粉症ってこんなにつらいの~」と実感している毎日です。

さて、先日パシフィコ横浜で開催されました、「第15回獣医内科学アカデミー学術大会」の最終日に動物看護師の皆さん向けに「リハビリからみたシニア犬の健康維持」について講演をしてきました!

若い頃は何もしなくても大丈夫だったのに、加齢とともにヨロヨロすることが多くなったり、歩くスピードが遅くなったり・・・と日常生活の中で愛犬の運動能力の低下を感じるご家族もいらっしゃるかと思います。

犬もヒトも、骨格筋は分解と合成を繰り返していますが、加齢とともに合成の能力がおちてしまい、分解の方が進んでしまう事があります。そうすると筋肉量が減ってしまい、日常生活や健康維持に支障をきたす場合もでてきます。

ですから、シニアはもちろん、シニア予備軍のうちからお散歩だけでなく、ちょっとした筋肉トレーニングを日常生活にとりいれると筋肉量の低下を予防できますので、シニアこそ運動をしていただけたら・・・とおもいます。

具体的な運動例は、後日リハビリテーションスタッフの動物看護師より、ここでご紹介させていただきますので是非挑戦してみてくださいね!

めざせ筋肉貯金!!