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プードルのカットスタイル

こんにちは。

6月に入社したトリマーの有賀と申します。

さて、今回はプードルのカットスタイルについて少し書かせていただきます。

カット犬種の代名詞といえば、やはりプードルが挙がります。

犬種ではそれぞれ【スタンダード(犬種標準)】というものが定められており、

ドックショーなどに参加する際はスタンダードで定められたカットのみ

参加することが許されます。また審査の基準も犬種標準に沿ってジャッジが判断します。

今ではプードルのカットは【テディベアカット】が主流になっておりますが、

コンチネンタルクリップやイングリッシュサドルクリップなど、ドックショーのカットスタイルにはしっかりと意味があります。

 

↓コンチネンタルクリップ

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↓イングリッシュサドルクリップ

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あまり狩猟犬としてのイメージは無いかもしれませんが、実は立派な狩猟犬で、

主に水辺で活躍をしていました。

湖や池に落ちた獲物を泳いでとってくるといったものです。

水に入る際、体温の低下・心臓の保護のために体は被毛を多く残し、

手足の関節部分は寒さに弱いため、ブレス(脚のポンポン)でカバーするという役割を持っています。

またイングリッシュサドルクリップでは【キドニーパッチ】といって、獣医師が腎臓を触診できるよう、腎臓部分をバリカンで短くしておくというのが一般的です。

このように昔のワーキングドック時代のカットが今でも犬種標準で定められているのは見た目の美しさ・機動性に優れたカットだからだと感じます。

最後に犬種それぞれにはたくさんの歴史があり、ご自身の愛犬がどのような歴史の犬種なのか、調べると面白い発見ができると思いますよ。

 

 

 

 

 

 

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