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総合診療科

犬や猫の肥満について

こんにちは、獣医師の下田です。

寒い季節になりました。

犬の散歩もなかなか気が進まない気温が続いています。

こんな季節なので、今回は肥満について少し考えてみましょう。

そもそもなぜ太ってはいけないか?それは太る(または太るような食生活を送る)ことによって病気になる可能性を高めることもあるからです。

 

例えば、

・短頭種とよばれる鼻の短い犬種(フレンチブルドックやパグなど)は太ると、呼吸困難になるリスクが上がります。

・太っている猫ちゃんが急にご飯を食べなくなると、肝臓の病気になってしまう可能性が高くなります。

・太ってしまう様な食生活を続けることで肝臓などの内臓に影響を与えたりします

・いざ緊急手術を行わなければいけない状態になった時、標準体型の子よりも麻酔の危険性が高くなってしまうこともあります。

 

このような可能性を考えて日頃から体重管理を気にしてあげるのはとても大切です。

そのためには適度な運動、適切な量の食事を心がけましょう。

自分のわんちゃん、猫ちゃんが適切な体型にあるのかどうかということが分からない場合は一度病院で獣医師に健康診断してもらうことをお勧めします。

獣医師はその犬種の体重・触った感触(肉付き)などから体型をスコアで表し体重だけでなく適切に評価する様に心がけています。

犬種によっても必要な運動量が大分違うので、今の体型は適切か?食事量や運動量はどうしたらいいのか?などの相談ができると思います。

12月も半分過ぎ、これからまだまだ寒くなります。わんちゃん、ねこちゃん、またそのご家族の健康を願っております。

 

 

 

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