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リハビリテーション

犬用の車椅子

こんにちはリハビリテーション科担当・看護師の後藤です。

みなさん犬用の車椅子ってご存知でしょうか?

なかにはご存知の方もいらっしゃることかと思います。

ネットで「犬 車椅子」と検索をかけるといろいろなタイプの車椅子が販売されていたり、その飼い主様のお話が載っているのを眼にします。

犬の車椅子と聞くともう「自分の足では歩けないんだ」とか「拘束具のようで…」とかマイナスのイメージで捉えられる方も多くいらっしゃると思います。

当院のリハビリテーション科でも車椅子をお勧めすることがあります。

運動機能の十分な回復が見込めず、歩行能力の代わりとなる移動手段として利用を検討して頂くことが多々ありますが、それだけではありません。

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リハビリに通っているスコット君

スコット君は椎間板ヘルニアという病気の後遺症により後ろ足に運動麻痺があります。

しかし完全に足が動かせないかというとそうではなく、自分で立ち上がって自分の行きたいところには行けます。

しかしよろけて転びやすく足取りが危うい場面が多く見受けられます。

そのため屋外で散歩するのは危険が多くなってしまっていました。

しかし、同居犬と一緒に散歩したいとのオーナー様の希望もあり車椅子を購入してもらったスコット君は外にでても安全に歩くことができるようになりました。

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スコット君のように室内ではなんとか動けるけれど屋外は心配が多いと思われる子にこそ車椅子を使用することで自立した生活の範囲を広げてあげることができ、生活の質を高めることが出来ます。それまで自分で思うように動けなかった子が自立して動けるようになるとどことなく表情が明るくなります。

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とても楽しそうです!

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悪路もへっちゃらです!

リハビリテーション科では運動機能の回復を目的としたものの他に、障害のある子に日常生活の質を高めてあげられるようなお手伝いもしていますのでお気軽にご相談ください。

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