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総合診療科

フィラリア予防

こんにちは、獣医師の宮本です。

気候が少しずつ暖かくなり、フィラリア予防を考える季節になってきましたので、今回は犬のフィラリア予防について、いくつか注意点をお話ししたいと思います。

1 薬を飲み始める前に血液検査を行います

その年の予防シーズンが来たら、予防薬を始める前にフィラリアにかかっていないかを検査します。

「前の年に飲み忘れて余った薬があったので、飲ませ始めた」といった話を聞きくことがありますが、その前に一度ご相談ください。もしもフィラリア症に感染している状態で薬を飲み始めると、良くない反応が起こることがあります。

予防を始める前には検査をすることをおすすめします。

2 前年に予防薬を忘れた月がある場合は教えて下さい

前年に予防薬の飲み忘れがあると、予防が十分にできていない可能性があります。

そうした場合には検査の内容を変えることがありますので、検査の前に教えてください。

3 毎月決まった日に飲ませましょう

フィラリア予防薬は、実は体にフィラリアが入ってくるのを防いでいるわけではありません。

体に入ってしまったフィラリアが育つ前に体から追い出している、そういう薬です。

毎月1回お薬を飲んで体に入ったフィラリアを追い出してリセットしているイメージです。

そのため飲み忘れたり、飲ませるのが大幅に遅れたりするとフィラリアが育って追い出せなくなってしまい、フィラリア症になってしまうことがあります。

お薬を飲ませる日が毎月同じ日にしておくとわかりやすいです。

毎月1日などは覚えやすいですし、カレンダーに印をつけておくのもよいかもしれません。

せっかくのお薬ですので効果を最大限にするために忘れずに飲ませましょう。

4 食事のアレルギーがあるときは教えてください

フィラリアの予防薬は、当院では主に飲み薬を扱っています。

飲み薬には錠剤やおやつタイプのものなどがあります。

おやつタイプはビーフやチキンなどの成分が含まれているもがあります。

こうした食べ物にアレルギーがある場合には反応してしまうこともありますので、アレルギーがある場合には薬のタイプについてご相談ください。

5 薬を飲ませてしまったに後に吐いてしまったら

薬を飲んですぐに吐いてしまうと、薬の成分も出てしまっている可能性があります。

飲んでから吐いてしまうまでの時間にもよりますが、予防効果ない場合もあるので、もし吐いてしまった場合はご連絡をください。

薬のタイプによっては体に合わずに吐いてしまうこともあるので、そうした場合にはタイプの変更についてご相談しましょう。

 

フィラリア感染症はもしも感染すると重い症状を起こし、時には命を脅かす病気です。

ですが、フィラリア感染症は昔に比べると、とても少なくなりました。

それは良い予防薬が開発され、多くのわんちゃんが予防をするようになったからです。

正しい予防で確実に防げる病気ですので、今年もしっかり予防をしましょう!

 

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