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2017年12月

クリスマス

こんにちは。

受付の橋本です。

もうすぐクリスマスですね。

待合をクリスマスの飾り付けにいたしました。

hashimoto1

愛犬とツリーを写真に撮っている方をお見かけしたので、撮ってみました。

hahsimoto2

クリスマスツリーと愛犬おこわちゃんです。

治療方針は一緒に決めていきましょう

こんにちは、副院長の石川です。

今日はワンちゃんやネコちゃんが病気になった時の治療方針を決めることについてお話ししてみたいと思います。

ワンちゃんやネコちゃんの病気が分かった場合に、どういう治療をするかを決めていくことになります。

その時に方針を決めるのは誰でしょうか?動物では本人が決めることはできません。

ご家族はそのワンちゃんやネコちゃんのことをよく分かっていて、どのような治療をしてあげるのがその子のためになるかということを一番分かっていると思いますが、おそらくは“医療的に”どういった治療ができるのかはわからないのではないかと思います。

一方、私たち獣医師は医療的にどういった治療を行うことができるのかはわかりませんが、患者であるワンちゃんやネコちゃん、そしてそのご家族にとってどういった治療を行うのがベストなのかを直接知ることができません。

ヒトの医療では、そうした治療方針の決定を行う際に、以下のように色々なやり方が提案されています。

・EBM(根拠に基づく医療):データなどの情報も大事にしよう

・NBM(物語に基づく医療):患者さんの物語も大事にしよう

・VBP(価値に基づく診療):色々な価値も大事にしよう

・SDM(共有意思決定):患者さんと医者で一緒に決めていこう

それぞれに特徴があるのですが、共通しているのは「医学的な面も大事だけど、患者さんの気持ちも大事なので、それらを合わせて一緒に治療方針を決めていくのがいいよね」というところです。

こうした考えは動物の医療にも当てはまると私は考えています。

患者本人であるワンちゃんやネコちゃんは、気持ちを語れませんがそれを代弁できるご家族がいます。

その子にとっての良いことが何かを、ご家族と私たち獣医師が一緒に考えていければいいと思っています。

ですので、診療の際には是非、ご家族としてのお気持ちをたくさん教えてください。

それがないと私たちは何が本当に良い治療なのかを考えることができないのです。

言葉の話せない動物のために、一緒に良い治療を行なっていければと思っています。

わんちゃんやねこちゃん達に向き合えてますか?

初めまして。

4月に入社した看護師の山田です。

皆さんは、しっかりとわんちゃんやねこちゃん達に向き合えているでしょうか。

自分にも、実家にきなこという大切な家族がいます。

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きなこは元々山育ちで、愛護センターから山田家へ来ました。

わんちゃんたちは怖いと思った事に慣れるまで、長く時間が掛かる事があります。

わんちゃんがダメな事をした時、怒っていませんか?

しつけ方法は様々ありますが

自分は褒めて伸ばす。という方法をお勧めします。

ダメな事をしたら何もせず動物自身に考えさせ、良い事や悪い事をしなかったらとことん褒めていくと、ついついペットも嬉しくてその行動が増えていきます。

また、初めて出会った子を触る時、急に手を伸ばして撫でたりすることもあると思います。

それは、わんちゃんやねこちゃんたちにとって一瞬の恐怖を感じる事もあります。

私達も、自分より大きな得体の知れないものが、急に手を伸ばして来たらびっくりして、怖いですよね。

なので、まずはあまり近づきすぎず、下から優しく手を差し伸べてみてください。

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この時に、自分から行くのではなく、動物から来てもらうようにして、それから徐々に優しく撫でたりしてあげて下さい。

そうする事で、ひとつのワンクッションとなりわんちゃんやねこちゃんの緊張も解け、心も開きやすくなります。

わんちゃん達もちゃんと意思を示してるので、急に触るのではなく、そういった動物達の気持ちも読み取りながら、接してあげましょう。

私たち動物看護師も出来る限り皆さまに寄り添い、少しでも動物たちの不安が減らせるようにに全力でサポートします。

些細な事でもいいので、気になることがあればいつでもスタッフへお声かけください。

動物と人とが、楽しく幸せに暮らせる日々にしましょう。

マラセチア皮膚炎について

こんにちは、はじめまして。

4月に入社した看護師の森谷です。

私が飼っているパグはマラセチア皮膚炎で現在治療しています。

なので、今回はマラセチア皮膚炎についてお話します。

マラセチア皮膚炎とは、真菌のカビの一種で動物の皮膚や口吻、外耳道、指の間などに常在し赤み、痒み、独特の臭い、脱毛などを引き起こします。

マラセチア皮膚炎は季節も関係していて夏や梅雨などのジメジメした湿度の高い時期に発症しやすいです!

実際私の飼っているパグもこの時期が一番ひどかったです。

治療方法としては、マラセチアに効果のある薬剤が入っているシャンプー(マラセブシャンプー)を使用します。

頻度としては週に1~3回くらいが目安です。シャンプーであまり改善されない場合は、抗真菌薬などを処方してもらいます。

私の飼っているパグは週2でシャンプーをし、処方された薬を飲んでいて、今はすごく皮膚の状態が良く、痒みもおさまりました。

週2~3回のシャンプーは大変かもしれませんが、マラセチアが増殖しやすい環境を作らない事が大切です。

上記のような症状があり、気になるような事がございましたら診察をオススメします。

また相談やご不明な事がありましたらスタッフまでお声かけください。