2020年7月
犬猫の献血ドナーについて
こんにちは、獣医師の工藤です。
今回私は、犬猫の献血ドナーについてお話しします。
人医療と違い、動物病院では輸血が必要なときになかなか安定して血液を準備できない現状があります。
血液バンクのシステムはなく、各病院で緊急時に備えて血液を準備している状況です。
しかし、手術や事故、血液の病気などで急に輸血が必要になる場合が多く、血液が足りなくなってしまうことがあります。
そんな時当院の大きな力になっているのが、献血ドナーとして登録をしてくださっているわんちゃん、猫ちゃん達です。
健康な子から定期的に血液をわけてもらい、病院に保管をしています。
献血ドナーにご協力いただく際には、安全に実施するため年齢や体重などにいくつかの条件があります。
また、献血の際には身体検査や血液検査を行っています。
定期的に病院に来るきっかけにもなるため、体調の変化や病気に気付きやすいというメリットがあります(検査で異常があった時には献血は実施しません)。
ボランティアにご協力いただける方や詳細に興味がある方は、ぜひお問い合わせください。
献血ボランティアのパンフレットはこちらをクリックしてください
うちの猫も献血ドナーです!