スタッフブログ
気を付けましょう!ノミやダニ
こんにちは、動物看護師の後藤です。
最近暑い日が続きますね。
この暑さで体調を崩された方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
十分に気をつけていただければと思います。
今回はもう一つ暖かい時期に気をつけていただきたいことについてお話ししたいと思います。
それはズバリ「虫」です。
虫といっても、アリやカブトムシといった類のものではなく、ノミやダニといった身体に付着する寄生虫です。これらは外部寄生虫とよばれています。
ノミやダニは通年活動していますが、気温が高くなると活動性、繁殖性が増します。そのため春から夏にかけて特に注意していただきたいです。
ノミやダニは動物の血液を吸血することで成長と繁殖をしてるため、たくさん付着した場合重篤な貧血を引き起こしたり、吸血の際ノミやダニの唾液などで、アレルギー反応や、伝染病を移したりします。
特にダニの伝染病に関しては近年死者をだして話題にもなりました。
ノミ、ダニの感染症は共に私たち人間にもうつる病気を運ぶ存在ともなりうるので、十分に気をつけなければなりません。
では、実際どうしたら良いのかというと、第一に予防です。
予防薬はネットや市販のものなどたくさんありますが、出来れば病院から処方されたものをつかった方がより良いと思います。
そして、
このように草むらにむやみに入らないことも重要です。
また次のポイントをよくみてあげるといいでしょう。
鼻
まぶた
耳の裏側
指の間
お腹
肛門周り
といった毛の薄い部分にダニはよく付着します。
ノミは毛の密集してるところにいるので、毛を掻き分けてみます。
散歩から帰ってきた時などに先ほどのポイントをみてあげるといいと思います。
また、ずっと室内で生活していても、なにかの拍子に室内へ入ってきてノミやダニが室内で繁殖するという事もあり得ます。
そのためずっと室内にいるわんちゃん、ねこちゃんも予防と、日々のスキンシップの一環としてよくみてあげるといいと思います。
犬のリハビリテーション ~水中トレッドミルを使って~
こんにちは。
リハビリテーション科の藤澤です。
毎日暑いが続き、動物も人も大変ですね。
今日も雨が降った後に晴れてきて、とっても湿度が高くてムシムシでしたが、そんな中、お膝の手術をしたバーニーズマウンテンドッグちゃんがリハビリテーションを受けにやってきてくれました。
歩き方もしっかりしてきて、手術した肢に体重もかけることができるようになってきました。
これはご家族とわんちゃんの日々の頑張りの成果です。
とても暑かった今日は、初めてお水を使ったリハビリテーションに挑戦!
お水の浮力で免荷しながら、しっかり関節の運動を入れる目的でやってみました。
お父さんとお母さんにご協力頂きながら、オヤツパワーも追加して(笑)とっても上手に練習できました。
またがんばりましょう!
ご家族の許可を頂きましたので、笑顔をぱちり。かわいいですね。
椎間板ヘルニア ~犬と人の病態の違い~
こんにちは。獣医師の鵜飼です。
最近日差しの強い日が目立ち、夏の気配を感じますが、皆様は元気にお過ごしでしょうか。
私は先週から家のエアコンを始動しました。
さて、今日はよく知られている椎間板ヘルニアについて犬と人との違いを交えながらお話ししたいと思います。
まず、椎間板とは背骨と背骨の間にあり、運動時に背骨へ加わる衝撃を緩和・吸収する、いわば、クッション材の役割をしています。
この椎間板は、2層構造を形成しており、中心部にクッション材のゼリー状(ゼラチン様)物質、それを取り囲むように外側に線維層のカプセルを形成しています。これは犬も人も同じです。
人の場合、日々の生活で腰を曲げ伸ばしすることで生じる負荷に椎間板が耐えようとし、外側の線維層が分厚くなります。
これが脊髄を圧迫するため長い時間をかけて徐々に手足の痺れなどを起こすと言われています。
しかし、ミニチュアダックスフンド、トイプードル、フレンチブルドックなどの犬種(軟骨異栄養犬種)は2歳頃までに中心部のゼリー状物質が硬く変化してしまいます。
そのため,線維層に亀裂を加えていき、完全に裂けることで硬く変化したゼリーが脊髄へ衝突します。そのため、犬の椎間板ヘルニアの多くはいつも急激に前触れなく起きます。
これらの理由から、人のものと比較して犬の急性のヘルニアは脊髄への障害が重度なことがしばしばあります。
もちろん犬にも人の様な椎間板ヘルニアは認められ,特に大型犬でよく認められます。
以上が人と犬の大きな違いでした。また、珍しいですが猫にも椎間板ヘルニアは起きます。
椎間板ヘルニアはミニチュアダックスフンドで圧倒的に多い疾患です。
ある報告では、ミニチュアダックスフンドの4頭に1頭がこの病気になると考えられています。
これほど発生率の高い病気はないかもしれません。
ご家族の犬・猫の手足に不自由が認められたり、歩けなくなってしまった場合は早めに動物病院へ相談してくださいね。
引用:Canine and Feline Neurology
ワンちゃんの骨折治療
こんにちは。獣医師の庄山です。
最近梅雨に入り、ジメジメとした雨の日が続いています。
私は去年自転車から転倒して手を骨折しました。現在骨はくっついていますが、湿度の高い最近は骨折部が痛むことがあります。皆さんも季節や天候により関節や骨が痛むことを経験したことがあるのではないでしょうか。
ワンちゃんも何かのアクシデントで骨折することがあります。特にトイプードルやヨーキー、パピヨン、ポメラニアン、イタリアングレーハウンドなどの小型犬の前足の骨折が近年増えています。その理由としては
① 前足の骨が非常に細長い
② ぴょんぴょん飛び跳ねたりジャンプするのが大好き
③ 日本で暮らしている小型犬の頭数(約18万頭)が多い。
などです。
特に1歳未満の若いワンちゃんは骨が軟らかく、ソファーから飛び降りただけでも骨折してしまう子もいます。
今回は当院の中でも特に骨が細かったワンちゃんの骨折治療をご紹介したいと思います。
チワワさんが抱っこの状態から誤って落ちてしまい、前足を骨折しました。
下の写真はその時のレントゲンです。 前足の手首に近い部位で斜めに骨折しているのがわかります
骨折していない前足
骨折している前足
骨折の治療は大きく分けて2種類あります。手術かギプスなのですが、骨が細いワンちゃんの場合ギプスでの治療が難しいことが多いです。この子の場合、骨の太さは4.7mmと非常に細く、骨折部がたった1mmずれただけも20%以上ずれることになります。その場合骨がうまくつかないことがあります。
ご家族との相談の結果手術をすることになりました。
手術に使用したプレート(特殊な金属の板)は薄く、スクリュー(プレートと骨をくっつけるネジ)は直径1mmで長さは5mmしかありません。
手術方法は骨にネジ穴を開けて、スクリューでプレートを骨に固定します。口で言うのは簡単ですが、非常に繊細で難しい手術です。しかし、当院では経験豊富な整形外科専門医が実際に手術を実施しているのでご心配にはおよびません。
下の写真は手術後のレントゲンです。
手術直後
手術後2週間
手術後4週間
手術後8週間
手術後すぐに骨折した足が使えるようになりました。
手術から2ヵ月で通院は終了し、今現在元気に走り回っています。
骨折は予防が可能なアクシデントです。ご自宅で実施できる予防策はいくつかあります。
・家具の上からの飛び降りを制限する
ソファーに階段を付ける、ソファーやいすに一人で乗せないようなしつけ
・床が滑らないような工夫
じゅうたんやカーペット、クッション性の高い床材(コルク性など)
・お散歩
ストレス解消のためにも外で十分な運動量確保し、室内で過度に運動させない。
小型犬の骨折はたいてい室内で起こります。
自分で骨折を経験された方はわかると思いますが、骨折すると非常に痛いですし治療期間はつらいものです。
小型犬の骨折が少なくなるように、以上のような飼育環境の整備をぜひお願い致します。
動物たちは人より熱中症になりやすいです
こんにちは。
動物看護師の吉川です。
最近はだんだんと夏に向けて暑さが増してきました。
ところで皆様、可愛い我が子の熱中症対策は万全でしょうか?熱中症は5〜10月までが起こりやすく、特に梅雨明けが要注意です!
駐車場で車内に動物を待機させる「5分くらいだから大丈夫……」
危険です!!!熱中症への道まっしぐらです!!!
車の窓を開けていたとしても、日中の車内の温度は直ぐに45℃まで上昇します!!
エアコンを消した車内は約10分で30℃になります!!
動物たちは人より熱中症になりやすいです。従って、30℃でも暑いのです。
診察をお待ち頂いている際に「他のワンちゃんを見ると吠えてしまう」「待合いスペースに居るのが苦手」と気を遣って頂いて車内で待機されている飼い主さんもいらっしゃると思います。
お部屋に空きがあれば一時的に涼しいお部屋にお預りする事も可能ですので、当院にいらっしゃった際にはお気軽にスタッフにお申し付けください。
抜け毛の季節(夏への準備)
こんにちは、看護士の佐々木です。
学校や会社では、今月から“衣替え”ですね。
動物達も冬に伸びた毛が抜けて、夏への準備をします。
我が家の犬達も今まさに準備中。
冬服から夏服へ着替えるだけの私達と違って、動物達は気温の変化などで少しずつ毛が抜けていくので、ブラシをかけてもかけてもまだ抜けています。
いつまで抜けるのかなぁ~。
心臓の音
こんにちは。獣医師の上嶋です。
獣医師がいつも身に着けている聴診器。
私は大学3年生の時に購入したものをずっと愛用していましたが、先日、ついにチューブが劣化し、新しいものに変えました。
今までのネイビーのチューブから、バーガンディーのチューブに変え、気分も一新しました。
獣医師は、聴診器でどんな音を聞いているのでしょうか?
心臓の音、肺の音、腸が動く音など、様々な音を聞いて、動物の状態を把握しています。
今回は、心臓の音についてお話しします。
心臓の音は、第1音と第2音という、二つの音が1セットとなって聞こえます。
よく、「ドックン、ドックン」と表現されますが、ドッの部分が第1音、クンの部分が第2音になります。
これは、心臓の中の弁が閉じる時に聞こえる音です。第1音は、僧帽弁、三尖弁という弁が閉じる時に聞こえる音で、第2音は、大動脈弁、肺動脈弁が閉じる時に聞こえる音です。
不整脈が起こると、「ドックン、ドックン」というリズムに乱れが生じます。
また、弁から血液が漏れてしまったり、血管を通る血液のスピードが速くなると、「ザー、ザー」という雑音が混ざります。
どこのタイミングで、どのような雑音が聞こえるか、また、どの場所で一番大きな雑音が聞こえるかによって、心臓のどこに異常があるかを、ある程度予想することが出来ます。
心臓病は、軽いうちには症状が出ないことがほとんどです。
中には、心臓の音に雑音が混ざらないタイプの心臓病もありますが、定期的に健診を受け、心臓の音に問題がないかをチェックしておくと、早期発見、早期治療につなげられるかもしれません。
気温の変化にご用心
こんにちは。動物看護師の田辺です。
暑い日が続いたかと思えば急に雨が降ったりと、天候の変わりやすい時期ですが、いかがお過ごしでしょうか。
体調をくずされたりしていませんでしょうか?スタッフの間でも、「なんだか咳が出るなあ」「○○さん、風邪ですか?」なんて会話が聞こえたりもしています。
もうじき梅雨に入ると思うと、バイクで通勤している私には憂鬱です。
さて、気温の変化に気をつけなければいけないのはもちろん動物も同じです。
特にこれからはワンちゃんの苦手な暑い季節がやってきます。
すでに入院室やペットホテルのお部屋など冷房をつけて室温調節をしています。
見回りをしていると、寒かった時期に比べてお皿の水の減りが早いなと感じます。
お散歩に出してあげる時には地面が熱くなっていないか、よく注意しています。
アスファルトの上でしゃがんでみると、むわっとした熱気を感じます。
ワンちゃんの背が私たちのしゃがんだ高さと同じくらいだとすると、思っている以上に暑さを感じているのかもしれません。
おうちで留守番をさせる時、車に乗せてあげる時にも、今日は暑くなるかな?お水は足りているかな?と気にして見てあげてください。
夕暮れどきにテラスで涼むりゅうくん。
風が気持ちいいです。
犬・猫の骨髄検査について
こんにちは、獣医師の森田です。
みなさん、骨髄という言葉を聞いたことがありますか?
骨は内部が空洞になっていて骨髄という組織で満たされています。
骨髄は血液を作る工場で、外敵から身を守る白血球・酸素を体に運搬する赤血球・傷ができた時に血を固めてくれる血小板などの細胞を作っています。骨髄で作られた細胞は血液中に出ていきそれぞれの働きをしてくれます。
病気になると上記の細胞が少なくなることがあります。結果、体の抵抗力が低下したり、貧血になったり、血が止まりづらくなったりします。
この異常はまず血液を調べると分かります。異常の原因が骨髄にあるのか・あるいは他の場所なのかを調べるために骨髄検査が実施されます。
骨髄の中に針を入れて細胞を採取し、骨髄で何が起こっているかを調べます。また、様々な“がん”が骨髄の中に入り込んでしまうことがあり、どれくらいがんが広がっているのか調べる目的で検査をする場合もあります。
<ジャムシディ針>
解説:骨髄針といわれるもので普通の針よりも少しだけ太くなっています。
<骨髄塗抹写真>
解説:取れた骨髄を見やすいように染色したものです。これを詳細に分析して治療に役立てます。
骨に針を刺すため、場合によっては全身麻酔が必要になることもありますが、骨髄検査をすることで通常の血液検査ではわからない血液の状態が把握できます。
また、検査自体は10分程度で終わり、動物への負担はほとんどありません。
骨髄検査、しかも全身麻酔をかけるかもしれないと聞くと、迷われてしまう方も多いと思います。
ですが、得られる情報によって治療の方法が見つかる場合もあります。
もし、愛犬・愛猫が動物病院で骨髄検査を提示された場合に、この話を思い出していただければ幸いです。
こころのケアー
獣医師の福島です。5月です。ほんとに暖かくなってお散歩やひなたっぼっこが気持ちいい季節になってきました。
リラックスして寝ている姿、なんて平和なんでしょう。
私たちは動物たちのそんな姿に日々癒されています。
みんなでお昼寝(=^・^=)
幸せ~
水中トレッドミルでのリハビリテーション
リハビリテーション科担当の藤澤です。
今日はリハビリを頑張っているわんちゃんのご紹介です。
お膝の手術をした、ロットワイラーのキャンディちゃん。
とっても甘えん坊な可愛い女の子です。
キャンディちゃんは、お膝の手術をした後からリハビリテーションを開始しています。
術後しばらくの期間は、その状態にあわせて「連続して歩くのは5分以内にしてください」とか、「階段はだめですよ」といった運動制限がかかります。
でもその運動制限は回復に伴って徐々に緩やかになります。
この頃のリハビリテーション目的は、筋力が低下するとか、関節が動きにくくなる等の「運動制限をかけて安静にしていることによる不具合を最小限に減らして、肢の状態を維持していく」ものでした。
なので、リハビリテーションメニューはマッサージだったり、関節を動かす練習だったり、立った姿勢で手術した肢に少しずつ負荷をかけていくものでした。
でもご家族とキャンディちゃんの頑張りでこの期間を順調に乗り切った今は、筋肉トレーニング目的で毎週通ってきて頂いてます。
今日はお天気が良かったので、リハビリ室横のテラスに水中トレッドミルをだして、お外で楽しく水中歩行!!
運動制限がなくなったので、ご家庭と病院のプログラムの2本立てで、手術した肢を元にもどしていきます!
一緒にがんばろうね!キャンディちゃん!(^^)!
よいしょ。よいしょ。床がうごいちゃう~。ん?おにいさん。そんな怖い顔しなくても私がんばってるわよ!
カメラ目線でがんばってます(笑)
座ってひとやすみ
菜の花道
トリマーの鈴木です。
病院がお引っ越しして、もうすぐ1ヶ月。
トリミング室が2階になったので、正直、大変さが増しましたが、ようやく慣れて来ました。
駐車場も少し離れた所なので、重い荷物の時が少し大変です。
ですが、駐車場から病院までの道に、今、菜の花がたくさん咲いています。
お花が大好きな私は、通勤道にお花があると、とーっても嬉しいです(*^^*)
ビタミンカラーの元気いっぱいの菜の花さんたちから、元気をもらえて、今日もガンバロウ!って思います(^-^)
おつかれさまでした
こんにちは。中村です。
3月31日から引っ越しを始め、無事に4月6日に新病院にてリニューアルオープンする事が出来ました。
毎日、たくさんの患者さんがいらしています。
さて、では以前の病院はどうなってしまったのでしょう?
今はひっそりと役目を終えて、たたずんでいます。
あれほど人の出入りが激しかった病院も、人がいなくなると寂しいものです。
写真はどこだかわかりますか?
答えは…
第2診察室
待ち合い
受付
すっかり何もなくなり、ガラーンとしています。
林宝動物病院から始まり、現在の埼玉動物医療センターになるまで、本当にお世話になりました。
新天地でも質の良い医療を目指して頑張っていきますので、これからもよろしくお願い致します。
移転と院長のはなし
こんにちは。獣医師の平林です。
4月6日より新病院での診療が始まりました。
前日の内覧会では、大勢の皆様にご覧いただき、沢山のお言葉を頂きました。
本当にありがとうございました。
今回は移転の裏話です。
移転の話は2年ほど前からあがりました。
総合診療科に始まり、各専門診療が徐々に充実するなか、診療スペースの拡大が求められるようになってきました。
皆様にお待ちいただく待合室の広さ、診察室、入院室、手術室などが足りなくなってきました。
検査機器も様々なものが入りましたが、手狭になってきてしまったのです。
動物や皆様をなるべくお待たせすることのないように、安心してよりよい診療を受けていただけるように、この思いが移転のきっかけです。
病院は、安全で、利用しやすいようにたくさんの工夫がなされています。
院長、石川先生をはじめ、スタッフ、業者さんのアイディアが詰まっています。
病院1階は中央に広いスペースがあり、そこで処置や様々な検査ができるようになっています。
動物の移動の負担は少なく、スタッフ同士の連携もスムーズにできるようになりました。
セミナー室やスタッフルームは2階にあり、各々十分な広さがあります。勉強や体力回復もこれで快適です。
スタッフルームの一区画には動物部屋があり、院内やスタッフの動物の遊び部屋も造ってもらいました。
動物、ご家族の皆様、スタッフ、皆を想った病院となりました。
新病院での診療が始まる前に、院長から話がありました。
埼玉動物医療センターの生い立ちと院長の思いについてです。
埼玉動物医療センターの大元である林宝どうぶつ病院は一間から始まり、365日24時間、はじめは、獣医師は院長一人で診療をしていたそうです。
地域貢献を念頭におきながら、受け入れは広く、検査を自身の病院で行うことで早期治療ができるように、これが埼玉動物医療センターへ発展した背景でした。
刺激を受ける内容でした。
院長からメッセージを受け取り、埼玉動物医療センターの一員として、獣医療に貢献できたらなぁ、と思いました。
これからも、埼玉動物医療センターをどうぞよろしくお願いします。
☆おまけ☆
引っ越しは大騒動でした。
院長も院長室を片付けました。
かるまちゃんとりゅうくんも車でお引っ越しです。
じゃこたくんはカートでお引っ越しです。 (うそです)
院長からメッセージを聞いているところです。
埼玉動物医療センターはここから始まりました。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
新病院の内覧会やってます!
こんにちは!
リハビリテーション科の藤澤です。
今日は新病院の内覧会です。
午前中はご家族の皆様向けの内覧会ですが、小雨が降る中、たくさんの方々がお越しくださっています!!
お花もたくさん届いています。ありがとうございます!
なかなか見ることが出来ない、動物病院のいろいろな場所を見て頂いています。
ご覧いただくことで、ご家族により安心して診療を受けて頂けると嬉しいです。
みなさん興味津々!
獣医師のユニフォームの色も変わりました
院長も今日はスーツです!
元スタッフが内覧会に赤ちゃん連れてきてくれました
神経科の金園先生と、整形外科の福田先生、鵜飼先生で歓談中
引っ越します!!
動物看護師の斉藤です
ご存知の方も多いとは思いますが、埼玉動物医療センターはこの春、移転します!
場所は 埼玉県入間市狭山台118 です
入間インターチェンジが近くなったので遠くからの患者さんは来やすくなったかな?と思います
日々の診療の合間に少しずつ引越作業していますが、3月30日の午後から少しお休みを頂きます
「ぼくは袋に入ってるから、優しく運んでね」
「僕の荷物は僕が持つよー」
4月6日から新病院での診療が始まります
4月5日の午前中は飼い主様向けの内覧会も開催しております!
「みんな、見に来てね♪」
トリミング
トリマーの川口です。
今回は、シーズー犬のソラちゃんを紹介します。
ソラちゃんは子犬の頃から病院に通ってきてくれているので、トリミング室までの道順をバッチリ覚えています。
いつもお預かりすると、まっすぐトリミング室まで行って、ドアが開くのを待ってます。
シャンプー中のソラちゃんです。
足先をバリカンでツルツルにしたり、
耳を三角にカットしたり、シーズーは色々なカットがあるのでおもしろいですね!
トリミング終了後のソラちゃん、ニッコリ笑顔です。耳を短くすると幼い印象になりますね。
病院移転のため、トリミングは3月30日(月)~4月10日(金)までお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、新病院でもよろしくお願い致します。
犬の避妊手術・胃固定手術
こんにちは。獣医師の勝山です。
先日、一歳になるスタッフの愛犬、ゴールデンレトリバーの里芋(りいも)ちゃんの避妊手術を行いました。同時に“胃固定術”を行いました。
避妊手術はみなさんご存知かと思いますが、将来的に子宮や卵巣の病気を防いだり、望まない妊娠を防いだりする為に行います。
では、“胃固定術”は何の為に行うのでしょう?
実は、“胃捻転−胃拡張症候群”という病気を防ぐ為に行います。
胃捻転−胃拡張症候群とは...
急に胃がねじれて胃にガスがたまってしまうことで、命にかかわる怖い病気です。
どんな症状がでるかというと、
・食後に徐々にお腹がふくらんできた
・何回も吐こうとするけど何も吐く事ができない
・お腹が膨らんでぐったりしている
などです。
この病気の原因は不明とされていますが、大型犬で非常に多く、ごはんを一気に食べたり、ごはん直後の急激な運動をするとなりやすいといわれています。
治療には手術が必要ですが、残念ながら手術を行っても助けてあげられないケースもあります。
そのため当院では、この病気の予防として、大型犬の避妊手術や去勢手術などを行う際、胃固定術(胃がねじれないように胃と腹壁をくっつける手術)を行う事をお勧めしています。
手術前の里芋ちゃん.すごくリラックスしてます.
手術後の里芋ちゃん.まだ少しボーッとしてます.
胃固定術について興味がある方はお気軽にお尋ね下さい。
また、もしも上記のような胃捻転が疑われる症状がみられた場合にはすぐにご連絡下さい。
猫のしっぽ
動物看護師の斉藤です。
今回は猫ちゃんのしっぽについてのお話しです。
皆さんのおうちの猫ちゃんの尻尾はどんなしっぽですか?
こんなふうに真っ直ぐ長いですか?
それとも少し短いでしょうか?
こんな風に曲がっているでしょうか?
日本ではしっぽが短かったり、曲がったりしている猫ちゃんはそんなに珍しくないと思います。
でも、猫のしっぽの形には地域差があって、海外ではしっぽが曲がったり短かったりするねこちゃんが珍しい地域もあるようです。
ご存知でしたか?
日本猫をもとに作られた猫種で「ジャパニーズ・ボブテイル」というのがいるのですが、この猫ちゃんはその名の通りしっぽが短いことが特徴です。
海外では人気があるのだそうです。
因みにうちの猫のしっぽは…
わかりますか?
ぐるんと輪っかになっているんですよ。
しっぽも個性豊かでかわいいですね。
動物の脳腫瘍
こんにちは。獣医師の金園です。
脳腫瘍は誰にとっても一大事です。
まさか、と思ってしまいますが、犬の脳腫瘍の発生率は人間よりも多いことが幾つかの研究で報告されており、残念ながら珍しい病気では無いという感触があります。
治療には様々な方法を慎重に選択しますが、最近の患者さんを2名ご紹介しましょう。
治療前
2回の抗がん治療後
御自宅での生活も順調で、体調も良く病気の症状もほとんど認められず元気に生活できているそうです。
治療はまだ続きますが、引き続き楽しい生活を続けて頂けるよう願っています。
手術前
手術直後
術後経過も非常に順調で、手術翌日からご飯もよく食べ、陽気に歩き回っていました。
退院後の経過も順調で、また楽しく生活できていることがとても嬉しく思います。
動物の脳腫瘍、特に猫の脳腫瘍は「何となく元気が無い、食欲が無い」などの症状しか出ないことも多く、早期発見・早期治療がとても難しいですが、ひょっとしたら、という場合にはまずはかかりつけ医にご相談され、その後専門施設を受診されることをお勧めいたします。