スタッフブログ
うさぎの歯について
こんにちは、看護師の田畑です。
今回はうさぎの歯についてお話ししたいと思います。
うさぎの歯は、前歯6本、奥歯22本で構成されています。
合計28本の歯はいずれも「常生歯」といって一生伸び続けます。
牧草など繊維質の多い食べ物を食べる際、歯を擦り合わせることによって歯が磨耗し、正常な長さを保っています。
ですが、牧草を食べない、柔らかいものばかり口にするなどといった食生活により歯の一部が伸びすぎてしまうことがあります。
これを「不正咬合」と呼びます。
症状は以下のようなものがあります。
・食欲が落ちてきた
・よだれが出てきた、口周りが腫れてきた
・涙が出てきた、目が飛び出てきた
などがあります。
不正咬合が起きた場合、歯を切る処置が必要となります。
うさぎなどの小動物は外敵から身を守るために体が弱っていることを隠す習性があるので、日々のお世話でちょっとした違いに気付いてあげることが大切になります。
最近食欲が落ちてきたな、いつもと様子が違うなと思ったら獣医師に相談してみてはいかがでしょうか?
新型コロナ感染予防対策・お願い
こんにちは。受付の石原です。
コロナ対策として当院では密とならないよう、待合室は一家庭一名様でお待ち頂いています。
お会計の時だけでなく、検査結果の待ち時間などもなるべくお車でお待ち頂くようお願いしております。
ただ、今の時期とても暑いです。
車の中にわんちゃんねこちゃんだけにさせないよう、熱中症にも気をつけてくださいね。
行ったり来たりでお手数お掛けして申し訳ないのですが、コロナ感染予防対策にご協力お願いいたします。
また、お薬のみご飯のみ取りにいらっしゃる場合は、予めお電話でご注文頂き余裕を持ってお越しください。
お電話でご注文いただいたお薬やご飯は、診察時間外のお昼の時間でも取りに来て頂けます。
午前中は9:00〜12:00、午後は13:30〜19:00までとなっております。
お昼の時間帯は人も少ないので外来時間に来ていただくより、密は避けられるかと思います!
送料手数料などかかってしまいますが、郵送も行っております。
お電話でお問い合わせください。
腫瘍について
こんにちは。看護師の庭野です。
蝉が鳴いて、一気に夏らしくなりました。
今回は腫瘍についてのお話です。
犬や猫の長寿化が進み、腫瘍が発生する率が高くなりました。
‘腫瘍’と聞くと、厳しい闘病生活や、抗がん治療などを想像される方も少なくないと思います。
腫瘍には良性・悪性があり、悪性でも比較的進行が遅いものがあります。悪性であっても、上手に腫瘍と付き合って、元気に生活している患者さんもいます。
しかしながら、厳しい現状となってしまうことも多い、腫瘍という病気。
病気を知って治療をしていく中で、たくさんの葛藤が生まれると思います。
治療法は患者さん、そして飼い主さんによって様々です。
腫瘍科の診察の際は看護師が同席していますので、悩まれた時には一緒に考えさせてください。
診察室だと少し言いづらい…ということも、待合室や別のお部屋でお聞きいたします。
わんちゃん猫ちゃんの大切な時間をより良く過ごせるように、少しでも力になれればと思います。
病理診断と二重虹

ミラブル始めました
こんにちは。トリマーの川口です。
今回は新しく導入した、ミラブルについてお伝えします。
ミラブルは、写真のようにとても細かい気泡で、毛穴の奥の汚れを落とし、なおかつ肌に潤いを与えてくれます。
脱塩素の効果もあるので、肌が弱い子にもオススメです。
初回は、シャンプー料金+100円(通常 シャンプー料金+500円)で出来るので、是非お試し下さい。
眼科の検査
こんにちは、看護師の田村です。
今回は眼科の検査についてお話します。
眼に入る光は角膜-水晶体-硝子体を通過し網膜に認識されます。
網膜に認識された情報は、視神経を介して脳へと伝達されます。
目の異常は見た目で気付くこともありますが気付かない事も多いです。
スリットランプ検査
眼球の内部を観察する道具を使った検査になります。
眼球の表面(結膜、角膜)から内部(前房、虹彩、水晶体、硝子体)、眼底(網膜、視神経乳頭)まで、くまなく観察することで、異常がどこの部位で起こっているのかを確認します。
フルオレセイン染色検査
眼球表面(角膜表面)の傷の有無等を調べる場合には、フルオレセイン染色検査を行います。
角膜表面に傷があると、その部分が染色されます。また、流涙症の原因の一つである鼻涙管の閉塞も、この検査で調べることができます。
鼻涙管が通じていれば染色液が目から鼻に抜けるため鼻汁が染色されますが、閉塞していると染色されません。
眼圧測定検査
眼の中の圧力のことを眼圧といいます。眼圧は房水と呼ばれる透明な液体によって調節されており、何らかの原因によって房水が増えると高くなり、減ると低くなります。眼圧測定は、眼圧が上昇して起こる緑内障などが疑われるときに行います。
シルマー涙液試験
涙の分泌量を測定する方法がシルマー涙液試験です。眼球表面の光沢がなく、乾性角結膜炎など、涙の分泌減少が疑われる場合に行います。
目盛りのついている試験紙を眼瞼と角膜の間に1分間挿入し、涙で濡れた部分を計測します。
5mm以下は重度涙液減少、6〜10mmは軽度涙液減少、11〜14mmは涙液減少の疑いと判定します。
色々な検査を行って異常が無いか見ていきます。
もし、目の異常に気付いた場合はいつでもご相談ください。
犬猫の献血ドナーについて
こんにちは、獣医師の工藤です。
今回私は、犬猫の献血ドナーについてお話しします。
人医療と違い、動物病院では輸血が必要なときになかなか安定して血液を準備できない現状があります。
血液バンクのシステムはなく、各病院で緊急時に備えて血液を準備している状況です。
しかし、手術や事故、血液の病気などで急に輸血が必要になる場合が多く、血液が足りなくなってしまうことがあります。
そんな時当院の大きな力になっているのが、献血ドナーとして登録をしてくださっているわんちゃん、猫ちゃん達です。
健康な子から定期的に血液をわけてもらい、病院に保管をしています。
献血ドナーにご協力いただく際には、安全に実施するため年齢や体重などにいくつかの条件があります。
また、献血の際には身体検査や血液検査を行っています。
定期的に病院に来るきっかけにもなるため、体調の変化や病気に気付きやすいというメリットがあります(検査で異常があった時には献血は実施しません)。
ボランティアにご協力いただける方や詳細に興味がある方は、ぜひお問い合わせください。
献血ボランティアのパンフレットはこちらをクリックしてください
うちの猫も献血ドナーです!
犬の緑内障
獣医師の豊原です。
犬に多い眼の病気の一つに緑内障があります。
白内障は眼が白く濁ってきますが緑内障は眼が単純に緑色になる病気というわけではありません。
緑内障は眼の中の圧力(眼圧)が上がってしまう病気です。
眼の中は眼房水という水が循環していますが、その通り道が詰まってしまうことがあります。
すると眼の中に水が溜まってしまい、眼の中の圧力(眼圧)が上がってしまいます。
眼圧が上昇すると、眼がとても痛くなります。
そして眼圧が高い状態が続くと、網膜や視神経に障害が出て、やがて失明してしまいます。
上の写真は緑内障の柴犬の写真です。充血や角膜の混濁がみられます。
犬の緑内障は人間よりも進行が早く、発症から数日で失明してしまうこともあります。
そのため緑内障が疑われる場合は早期の診断と治療が必要です。
治療はまずは点眼薬で行いますが、点眼が効かない場合は眼の水を抜くためのバルブと呼ばれるチューブを眼の中に設置する手術をする場合もあります。
上の写真では黄色の「←」の部分にチューブが入っています。
日本では緑内障は特に柴犬で多いで、その他にもシーズー、アメリカンコッカースパニエル、ビーグル、トイプードルなどがなりやすい傾向があります。
緑内障の初期症状は眼の充血、眼の濁り、眼をしょぼしょぼするなどですが見た目だけでは他の眼の病気と見分けがつかないことも多いです。
眼に異変がある時は早めに動物病院を受診することが大切です。
車酔いについて
こんにちは、看護師の吉見です。
今回は、わんちゃんねこちゃんの車酔いについてお話ししたいと思います。
まず、人と同じようにわんちゃんねこちゃんでも車酔いしてしまう子がいます。
呼吸が速くなる、生あくび、そわそわする、よだれをたらす、嘔吐などの症状が見られたら車酔いのサインかもしれません。
原因として、
①車の揺れにより、平衡感覚をつかさどる三半規管が刺激されてしまう
②慣れない環境(車内)へのストレス
③車内の匂い(ガソリンや芳香剤)
④過去のトラウマ
などが挙げられます。
対処法として、
①車に乗せる前はご飯やおやつを与えない(車に乗る2~3時間前には食事を済ませておく)
車の振動により、消化がうまくできず嘔吐しやすくなるのを防ぎます。
②クレートに入れ、しっかり固定する:クレートに入れることで揺れが軽減されます。
③車内の匂いや温度に気をつける
④事前に車に慣れさせておく
⑤安全運転、こまめな休憩を心がける
当院に来院するにあたって車でいらっしゃる方がほとんどだと思いますので、参考になれば幸いです。
引き続き...感染症予防対策
こんにちは、受付の鬼頭です。
緊急事態宣言は解除されましたが、当院では引き続き感染予防対策として、受付での検温・アルコール消毒と予約時間・検査でお預かり・お会計でお呼びするまでにお時間を頂く場合、外かお車での待機をお願いしております。
また、飛沫感染予防のため受付のカウンターにアクリル板を置かせて頂いてます。
気温の高い時期になり、外や車での待機が辛い時期になります…
ご迷惑をお掛け致しますが、ご協力宜しくお願いいたします。
猫の脱走防止兼家事ワゴンを作ってみました
こんにちは、受付の神宮です。
猫ちゃんが、窓を開けた瞬間に外に出てしまう事ありませんか?
我が家の猫は行動が素早く、気が付かないうちにベランダに出てしまっている事があります。
柵に登っていたり、出ている事に気が付かないままになってしまう事もありました。
一番面倒な時が洗濯物を干す時です。
脱走防止の為窓を閉めたままにすると、電話やインターホンが聞こえなかったり、窓が開くのを待っている猫に気をつけながら開け閉めするのも大変です。
そんな時の為に脱走防止柵を兼ねた家事ワゴンを作ってみました。
100均一と自宅にある物で作った為見た目はイマイチですが我が家のスタイルに合っていてなかなか便利です。
裏と横には網をつけ背は高めにして、上の段はあえて乗れないようにハンガーを置きまました。ベランダ側からはスムーズに取れるようにしてあります。
窓に隙間がないように置けば猫の脱走が防げ、家事も楽になり一石二鳥です。
大切な家族ですから事故無く、また飼い主の負担も少なく暮らしていきたいですし、こんな癒される姿をいつまでも見ていたいと思います。
新スタッフのご紹介(受付 吉村)
4月に入社しました、受付の吉村と申します。
幼い頃から犬や猫やハムスターなどを飼い動物と一緒に育ちました。
今はロングコートチワワを飼っています。
大学では外国語を専攻していました。
不慣れなことが多いと思いますが一生懸命頑張りたいと思います。
宜しくお願い致します。
ペットの食事管理について知ろう
こんにちは。看護師の高橋です。
最近、飼い主様よりお食事についてのご質問を沢山頂くので食事管理について少しお話させて頂きます。
わんちゃん、ねこちゃんは必要な栄養素を適切な量で与えなければなりません。食事量が多すぎたり、少なすぎたりしないようコントロールしてあげる必要があります。
よく、「どのくらいの量で食事を与えたら良いでしょう?」という質問を頂きますが、食事量はその子のライフステージや運動量などで大きく変わってきます。
ペットフードのラベルを見ると、どれくらいの量をあげたら良いか記載しているものもありますが、そうした値は参考値にすぎません。その子の体重を元に、食事量を調整する必要があります。
そこで今回は、ペットの1日の必要カロリーを計算してみましょう。
まず、必要カロリーを算出するには
安静時エネルギー要求量 と 1日当たりのエネルギー要求量
というものを計算していきます。少し難しそうですね。
まずは言葉の定義からご説明します。
【安静時エネルギー要求量(RER)】
食事を与えられている正常な動物が常温環境で安静にしている時のエネルギー要求のことをいいます。安静時エネルギーには、身体活動後の回復と摂食のため消費されるエネルギーなどが含まれます。
【1日当たりのエネルギー要求量(DER)】
あらゆる動物の1日当たりの平均エネルギー消費量で、ライフステージと活動量に左右されます。ライフステージや活動には、労役に必要な活動、妊娠授乳および成長などがあります。DERは、1日当たりの必要カロリー量として見積もられます。
では、計算方法についてです。
① ペットの体重から、安静時エネルギー要求量を求めます。
RER=30×体重(kg)+70 もしくは 70×(体重(kg))0.75
② 安静時エネルギー要求量から、1日当たりのエネルギー要求量を求めます。
DER=RER×係数
※避妊去勢していない成犬の係数:1.8
避妊去勢済みの成犬の係数:1.6
肥満傾向の犬係数:1.4
高齢の犬の係数:1.4
※避妊去勢していない成猫の係数:1.4
避妊去勢済の成猫の係数:1.2
肥満傾向の猫の係数:1.0
高齢の猫の係数:1.1
これで、1日の必要カロリーを出すことが出来ます。
ちなみに、病気の時はエネルギー要求量が大きく変動します。調子を崩して眠る時間が多くなると、DERは低くなります。しかし、外傷を負ったり手術を受けたりした場合はDERは大幅に高くなります。
当院では、入院治療が必要となった子に対して個々にカロリー計算をしています。入院理由や病気の種類によって、必要カロリーを算出し厳密な食事管理を行っています。
病気の子の食事管理の場合は、制限しないといけない栄養素が出てくる事もあります。
特別療法食を用いて、食事療法が必要な場合も出てきます。
こちらが当院で扱っている特別療法食の一部です。
たくさんの種類がありますね…!
その子その子に合わせた食事管理が必要となるため、ペットの栄養管理は非常に奥が深いです。どの食事をどのくらい与えたら良いかな?先生から○○を制限するように言われたけど、この種類は与えて大丈夫ですか?など食事管理について分からないことがあればいつでもお気軽にご相談下さいね。
新スタッフのご紹介(獣医師 杉村)
こんにちは。
4月に入社いたしました獣医師の杉村真奈です。
この春に大学を卒業し、幼い頃からの夢だった獣医師になることが出来ました。
実家ではジャックラッセルテリアの男の子と女の子を1匹ずつ飼っています。
2匹とも元気一杯で、帰省すると全力で迎えてくれるので可愛くてたまりません。
新しい環境での生活で緊張や不安な気持ちでいっぱいですが、動物たちやご家族のために精一杯努力したいと思います。
何卒宜しくお願いを致します。
新スタッフのご紹介(動物看護師 上原)
初めまして。4月に入社しました動物看護師の上原です。
埼玉動物医療センターで働きたく地元群馬を離れこの春から埼玉県民になりました。
今まで猫(mix)、犬(ペキニーズ)を飼ってきて現在は実家では猫(ノルウェージャンフォレストキャット)、そして自宅には4歳のフクロモモンガの男の子がいます。ペットに魚の名前をつけると長生きするというジンクスを信じて名前は鯖(さば)です。
まだまだ至らない点多々あると思いますが皆さまに安心して任せていただける看護師になれればと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
新スタッフのご紹介(動物看護師 川邉)
初めまして。4月から勤務させて頂いております。動物看護師の川邉です。
こちらのリハビリ科では飼っていたコーギーがお世話になっていた事もあり、専門学校では理学療法学科に所属しリハビリテーションに力を入れていました。
その時の経験を生かし、皆様に寄り添っていける看護師になれる様日々努めて参りますのでよろしくお願い致します。
犬の歯について
こんにちは、獣医師の座古明奈です。
今回は犬の歯についてお話させて頂きます。
犬には上顎20本下顎22本の計42本の歯があります。猫は上顎16本下顎14本の計30本です。
犬は口の内のがアルカリ性のため虫歯になりにくいのですが、歯周病にはなり易いです。
歯周病は歯石の蓄積や細菌の増殖が原因で、歯茎の痛みや腫れ・出血・歯のぐらつきなどが起こる病気です。
歯周病を防ぐためには、歯石がつかないように歯磨きによるケアが重要です。特に、歯周ポケットまで歯ブラシでケアすることが必要です。
この部分は特に歯石が溜まりやすいです。
歯磨きを嫌がる子は多いですが、歯周病は口臭だけでなく病気の原因(鼻炎、下顎骨折など)になることもあるので、なるべく綺麗な状態に保ってあげましょう。
歯磨きの仕方など、わからないことがあればいつでも聞いてください。
新スタッフのご紹介(受付 岡崎)
初めまして。4月に入社しました受付の岡崎と申します。
子供の頃から犬や猫などを飼い、大学も馬術部に入部して沢山の動物に囲まれた生活を送ってきました。
入社したばかりで不安もありますが一生懸命頑張りたいと思いますので宜しくお願い致します。
新スタッフのご紹介(動物看護士 村山)
はじめまして。
今年の4月から働かせて頂いております、新人動物看護師の村山です。
大学では犬を育て、しつけや病気、繁殖など様々なことを学ぶクラブに所属していました。
幼い頃から動物が身近な存在にいたので動物が大好きです。
現在自宅では、今年12歳になるサモエド犬と16歳になるミニチュアダックスフンドを飼っています。
動物病院に来院される動物の患者さんやオーナー様に寄り添い、少しでも皆様のお役に立てるよう動物看護師として日々成長していきたいと思っております。
まだまだ未熟者ではありますが、宜しくお願い致します。
新スタッフのご紹介(獣医師 高井)
初めまして。
今年の4月から勤務しております獣医師の高井健史郎です。
生まれも育ちも北海道で、初めて北海道以外の土地に住んでいます。
埼玉の暖かさと雪が全くないことに驚いています。
僕はもともと動物看護師として働いていました。
念願の獣医師になり、これからより精進したいです。
まだまだ未熟ですが、少しでも早くワンちゃんネコちゃん、そして皆さまのお力になりたいと思いますので、よろしくお願いします!