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スタッフブログ

ハリネズミのハリーです。

はじめまして受付の井上です

毎日寒い日が続きますが,

皆様はどのような年始を迎えられたでしょうか?

寒さが苦手な私は実家のこたつでぬくぬく定番なみかん食べながら過ごしてました

そして今日は我が家のペットで寒さに弱いハリネズミのハリーの紹介をさせて頂きます

 ペットとして人気になってきたものの、「ハリネズミ飼ってるよー。」と言うと、まだまだ驚かれることが多いですね。

 ハリネズミは寒さにとても弱い動物で室内の温度が25度〜22度以下くらいになるとあまり活発に動き回らなくなります。

そして20度〜18度以下くらいになると冬眠のような感じで丸くなって動かなくなります

今年で三回目の冬を迎えている我が家のハリーはマット型の温暖マットに乗り過ごしております   

ハリネズミの一番の魅力は表情の豊かさなんだそう。

怒った顔、楽しい顔、眠たい顔…常にいろいろな顔をみせてくれるところがたまりません。

それに、身体を丸めてチョコンと顔を出している姿には本当に癒やされます

 我が家のハリーの画像で癒されていただけたら光栄です

 inoue

トリミングでのちょっとした工夫

 

明けましておめでとうございます!

トリマーの門沢です。

最近オーナー様に『すごい!そんな事もできるんだ!』と喜んでいただけた、私が実践しているトリミングでのちょっとした工夫をご紹介します。

日頃ブラッシングをしていてもなかなかコームやブラシが届かなく難しい所はありませんか?

脇の下、内股、お尻…など

外から見えないところはスタイルに影響なく毛を短くすることができます。

今回は"脇の下"の毛玉防止策です。

 

門沢2

このワンちゃんはプードルです。

この時期はお洋服をきたり

たくさん動いたりすることで

脇の下にもつれができてしまっています。

門沢1

こちらはその脇の下をバリカンで短くした写真です。

伸びるまではもつれや毛玉の心配はありません。

その子によって脇の下のバリカンが難しい場合もありますが、トリミングではワンちゃんでもネコちゃんでも足の裏をバリカンで短くしますので、ある程度慣れている子が多いです。

ぜひトリミングの際にはご相談ください!!

本年もよろしくお願い致します。

クリスマス

こんにちは。

受付の橋本です。

もうすぐクリスマスですね。

待合をクリスマスの飾り付けにいたしました。

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愛犬とツリーを写真に撮っている方をお見かけしたので、撮ってみました。

hahsimoto2

クリスマスツリーと愛犬おこわちゃんです。

治療方針は一緒に決めていきましょう

こんにちは、副院長の石川です。

今日はワンちゃんやネコちゃんが病気になった時の治療方針を決めることについてお話ししてみたいと思います。

ワンちゃんやネコちゃんの病気が分かった場合に、どういう治療をするかを決めていくことになります。

その時に方針を決めるのは誰でしょうか?動物では本人が決めることはできません。

ご家族はそのワンちゃんやネコちゃんのことをよく分かっていて、どのような治療をしてあげるのがその子のためになるかということを一番分かっていると思いますが、おそらくは“医療的に”どういった治療ができるのかはわからないのではないかと思います。

一方、私たち獣医師は医療的にどういった治療を行うことができるのかはわかりませんが、患者であるワンちゃんやネコちゃん、そしてそのご家族にとってどういった治療を行うのがベストなのかを直接知ることができません。

ヒトの医療では、そうした治療方針の決定を行う際に、以下のように色々なやり方が提案されています。

・EBM(根拠に基づく医療):データなどの情報も大事にしよう

・NBM(物語に基づく医療):患者さんの物語も大事にしよう

・VBP(価値に基づく診療):色々な価値も大事にしよう

・SDM(共有意思決定):患者さんと医者で一緒に決めていこう

それぞれに特徴があるのですが、共通しているのは「医学的な面も大事だけど、患者さんの気持ちも大事なので、それらを合わせて一緒に治療方針を決めていくのがいいよね」というところです。

こうした考えは動物の医療にも当てはまると私は考えています。

患者本人であるワンちゃんやネコちゃんは、気持ちを語れませんがそれを代弁できるご家族がいます。

その子にとっての良いことが何かを、ご家族と私たち獣医師が一緒に考えていければいいと思っています。

ですので、診療の際には是非、ご家族としてのお気持ちをたくさん教えてください。

それがないと私たちは何が本当に良い治療なのかを考えることができないのです。

言葉の話せない動物のために、一緒に良い治療を行なっていければと思っています。

わんちゃんやねこちゃん達に向き合えてますか?

初めまして。

4月に入社した看護師の山田です。

皆さんは、しっかりとわんちゃんやねこちゃん達に向き合えているでしょうか。

自分にも、実家にきなこという大切な家族がいます。

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きなこは元々山育ちで、愛護センターから山田家へ来ました。

わんちゃんたちは怖いと思った事に慣れるまで、長く時間が掛かる事があります。

わんちゃんがダメな事をした時、怒っていませんか?

しつけ方法は様々ありますが

自分は褒めて伸ばす。という方法をお勧めします。

ダメな事をしたら何もせず動物自身に考えさせ、良い事や悪い事をしなかったらとことん褒めていくと、ついついペットも嬉しくてその行動が増えていきます。

また、初めて出会った子を触る時、急に手を伸ばして撫でたりすることもあると思います。

それは、わんちゃんやねこちゃんたちにとって一瞬の恐怖を感じる事もあります。

私達も、自分より大きな得体の知れないものが、急に手を伸ばして来たらびっくりして、怖いですよね。

なので、まずはあまり近づきすぎず、下から優しく手を差し伸べてみてください。

やまだ2

この時に、自分から行くのではなく、動物から来てもらうようにして、それから徐々に優しく撫でたりしてあげて下さい。

そうする事で、ひとつのワンクッションとなりわんちゃんやねこちゃんの緊張も解け、心も開きやすくなります。

わんちゃん達もちゃんと意思を示してるので、急に触るのではなく、そういった動物達の気持ちも読み取りながら、接してあげましょう。

私たち動物看護師も出来る限り皆さまに寄り添い、少しでも動物たちの不安が減らせるようにに全力でサポートします。

些細な事でもいいので、気になることがあればいつでもスタッフへお声かけください。

動物と人とが、楽しく幸せに暮らせる日々にしましょう。

マラセチア皮膚炎について

こんにちは、はじめまして。

4月に入社した看護師の森谷です。

私が飼っているパグはマラセチア皮膚炎で現在治療しています。

なので、今回はマラセチア皮膚炎についてお話します。

マラセチア皮膚炎とは、真菌のカビの一種で動物の皮膚や口吻、外耳道、指の間などに常在し赤み、痒み、独特の臭い、脱毛などを引き起こします。

マラセチア皮膚炎は季節も関係していて夏や梅雨などのジメジメした湿度の高い時期に発症しやすいです!

実際私の飼っているパグもこの時期が一番ひどかったです。

治療方法としては、マラセチアに効果のある薬剤が入っているシャンプー(マラセブシャンプー)を使用します。

頻度としては週に1~3回くらいが目安です。シャンプーであまり改善されない場合は、抗真菌薬などを処方してもらいます。

私の飼っているパグは週2でシャンプーをし、処方された薬を飲んでいて、今はすごく皮膚の状態が良く、痒みもおさまりました。

週2~3回のシャンプーは大変かもしれませんが、マラセチアが増殖しやすい環境を作らない事が大切です。

上記のような症状があり、気になるような事がございましたら診察をオススメします。

また相談やご不明な事がありましたらスタッフまでお声かけください。

この時期のノミダニ、予防について

初めましてこんにちは。

今年入社しました受付の笠井です。

 ワンちゃん、猫ちゃんのこの時期のノミダニ、予防について話そうと思います。

 この時期の予防は寒いからもういないだろうという気持ちで予防をしないオーナーさんもいると思います。

マダニの活動が活発になる時期は、通常5月~8月ですが、それ以外の季節でも外の気温が15度以上になると活動を始めると言われています。

基本的に幼ダニや若ダニは越冬をしますが、最近では暖かいところに住みつき、ほぼ1年中活動しているマダニも存在するため、寒い季節でも油断は禁物です。

暖冬傾向が続いてマダニにとって例年になく過ごしやすい冬であり活動が活発化します。

なので、4月から12月まできちんと予防する事をお勧めします。

首の後ろに付ける液体タイプや、飲み薬のタイプもあります。

皮膚の弱い個体は液剤タイプではかぶれることもあるので、飲み薬にするのが無難でしょう。

飲み薬が苦手な猫は液剤タイプの方がやりやすいです。

わからない事があれば私達スタッフに相談してください。

それぞれに合った方法を見つけて冬場も油断せず予防していきましょう。


 


猫ちゃんの芸の教え方について

こんにちは、看護師の佐藤です。

今回は、猫ちゃんの芸の教え方についてお話します。

皆さんも1度は自分の猫ちゃんに芸を教えたいと考えられた方もいると思います。

教える上で、猫ちゃんは基本的にワンちゃんと違って集中力の持続時間が極めて短い動物です。

猫ちゃんの集中力の持続時間は、5分程度が限度です。そのため芸を教える際は、5分1セットで毎日ゆっくりと繰り返し練習します。

(芸の教え方の紹介)
準備する物
おやつ(チュール)、ドライフード(食べることが好きな子、お腹が空いている時)

今回は「お手」の教え方です。


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①最初は「手に触れられたらおやつをあげる」を繰り返し練習します。触れることが嫌がらなくなったら次のステップです。

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②次に「お手と声をかけてから手に触れておやつをあげる」を繰り返し練習します。これに慣れたら最後のステップです。

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③「お手」と声をかけて数秒待って「お手」をしたら成功です。できない場合②に戻って繰り返し練習します。


今回うちの猫ちゃんができるようになった事ですが、必ずこの手順で他の猫ちゃんができるようになるとは限りませんので注意してください。

 

誤飲誤食予防

初めまして

4月に入社した看護師の原田です。

今回は数年前に飼っていたラブラドールレトリーバーとの生活を思い出してお家でやっていた誤飲誤食予防のことをお話ししたいと思います。

ほとんどのわんちゃんは興味を持った物は何でも口にくわえたがります。

お家の中には誤飲してしまう可能性がある危険なものがたくさんあります!

 

お家で気をつけること

・ゴミ箱はなるべく蓋つき、入れ口が高い物を使用する

・小物はわんちゃんが届く高さの棚や机に置かない(私たちの予想以上に高く奥の物でも届きます、、)

・床にものを置きっぱなしにしない(作業を終えたらすぐ片付ける

・おもちゃはわんちゃんの口の大きさを考え飲 みこめないくらい大きめのものを選ぶ

・お散歩中は道に落ちている物を避けて歩き口の動きや視線の先に注意する

 

などなどたくさんあります。

わんちゃんに口に入れてはいけないと教えることも大事ですが、私たちが誤飲しない出来ない環境を作るという意識を持って生活できればと思います。

どうしてワクチン接種が必要なの?

初めまして。

4月に入社した獣医師の宮本です。

診察のなかで「ワクチン接種はどうして必要なのか」について質問がよくあります。今回はどうしてワクチン接種が必要なのかご説明します。

 

1つの目的は「個体免疫」をつけることです。

「個体免疫」とはワクチン接種したその子自身が伝染病を発症することを防ぐことです。

ワクチンを接種することで、発症したら重症化する可能性のある伝染病に対する免疫をつけて、接種した子自身の発症や重症化を防ぎます。

 

もう一つは「集団免疫」をつけることです。

「集団免疫」とは伝染病の流行を防ぐことです。

多くのわんちゃんねこちゃんがワクチン接種することで、伝染病に対して免疫を持つ子が増えます。その結果、もし伝染病を発症した子がいても、その周囲の子達に免疫がついていれば伝染病が広がることを防げます。

また、生まれたばかりの子や病気によりワクチンが受けられない子がいます。そういった子たちに感染させないように、周りがしっかりと予防して集団免疫を高めることで、感染源を減らし伝染病が広がることを防ぐ必要があります。


 

「外に出ないけれど、ワクチン接種の必要はありますか?」とよく質問があります。

全く外に出ない子は、逆に伝染病に対する免疫が低い可能性があります。たとえば体調を崩し病院に来ることになった場合に、他の子から感染して発症してしまう場合があります。また発症した場合は感染源となり、周囲の子たちにも影響が及んでしまう可能性があるため、お外に出ない子にもワクチン接種はおすすめしています。

 

ワクチン接種の必要性についてご理解いただけましたか?もちろん必ずワクチンを打つ必要はなく、その時の体調や抱えている病気によって打たない方がいい場合があります。心配でしたら、気軽に獣医師にご相談してくださいね。

供血のありがたさ

初めまして

4月に入社した看護師の加藤です

今回は供血のありがたさについてお話したいと思います。

実は少し前に実家で飼っている秋田犬、ゆずが貧血、腎不全、子宮内膜炎で病院に入院していました。

病院に来る前は実家にいる母から「散歩に行きたがらず食欲もなくよくふらついてしまうと」連絡がありました。

私が実家に帰った時にゆずの歯茎の色を見たらとても白く、だるそうに見えました。

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病院に連れてきて検査をしてみると貧血の値が11%(基準値40-50)と、とても低く輸血が必要な状況でした。

病院に血液型の合うストックがあればすぐ輸血できますがなければ供血してくれる子を探すことから始まります。

私の実家には、ゆずの他にゆずの子である秋田犬が2頭いました。なのでその子達から供血をし、すぐに輸血をすることが出来ました。

すぐに輸血できる血液があるとやはり安心します。

供血をしてくれるわんちゃんにはほんとに感謝するべきだなと実感しました。

おかげでゆずの貧血は改善され現在は退院し腎臓に対する投薬などをしながら経過をみています。

入院した当初よりかははるかに元気な顔で過ごせているみたいです。

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当院では供血ボランティアを募集しています。

一つでも多くの命を救うために皆さまにもご協力を頂いております。

ご興味を持たれた方はお気軽にスタッフにお声をかけてください。

獣医療ソーシャルワーカー

こんにちは、獣医療ソーシャルワーカー(獣医師)の今井です。

月に4日ほど、待合室で飼い主さまへお声掛けしております。

私の声掛けに多くの飼い主さまは対話を快諾していいただきそのときのご不安やお困りごとを聴かせていただき 合わせて、治療やご自宅での看護についてのご相談にも対応させて頂いております。

「動物病院にも人の病院と同じようなソーシャルワーカーがいるんですね」などといった反応をいただくことがあります。

今では動物は愛玩としてだけではなく、大切な家族として存在しています

しかしながら、まだまだ世の中には浸透していない現状があります。

当院では、大切な家族の一員としての位置づけを踏まえて獣医療ソーシャルワーカーがおります。

先日参加した学会において、心に残ったを話しを紹介します。GNH(国民総幸福量)の概念を提唱しているブーダン王国のカルマ氏による特別講演の中で彼はこのようのことを話してくれました。

「約100年前人種差別を、そして50年性差別を私たちは克服してきました。いつか動物に対しも同じように思いやりのある社会となるでしょう」私はこの言葉に勇気づけられています。

大切な家族としての存在である動物に対して、飼い主さまとご一緒に、できる事そしてすべき事を考えて行ければと思っています。

お気軽に、声を掛けてください

写真は我が家のテト君、 ちょうど3年前我が家にやって来た頃の寝姿です

今井

肥満で情緒不安定?

こんにちは。獣医師の上嶋です。

朝晩はずいぶん涼しくなってきましたが、皆様体調などくずされていませんか?

今回は、肥満と診断された犬が減量することで、生活の質(QOL)が上がったという論文についてご紹介したいと思います。

この論文では、肥満と診断された犬のご家族に、減量前後でQOLに関するアンケートに答えてもらい、ご家族が感じる犬の活力、情緒不安定さ、不安、痛みの各カテゴリーにおいて改善が認められるかどうかを調査しました。

その結果、減量を成功させた犬で、情緒不安定さ、痛みのスコアが軽減したとの結果がでました。

また、減量に失敗した犬は、成功した犬に比べ、活力が低く、情緒不安定のスコアが高いとの結果がでました。

 体重が増えると、骨や関節にかかる負担が増し、関節炎などの病気が悪化します。

適度な減量は、関節への負担を減らし、痛みの軽減につながります。

そして、痛みが軽減するということは、活動性の上昇や、精神的な機敏さ、外向性の上昇につながると考えられます。

なぜ肥満だと情緒不安定のスコアが高くなるかについては、はっきりとは分かっていませんが、人では、糖質が過剰にあると精神的に不安定になるのではないかという説があるようです。

肥満の犬では、適正体重の犬よりも熱中症による死亡率が高いということも分かっています。

夏はダイエットの成果が出づらい時期ではありますが、心と体の健康のため、適正体重の維持を目指しましょう。

ダイエットの方法でお困りの方は、病院スタッフにお気軽にお問い合わせください。

エリザベスカラーとエリザベスウェアについて

こんにちは看護師の富沢です。

今回はエリザベスカラーとエリザベスウェアについてお話します。

エリザベスカラーは首回りに巻くことで傷口や触ってほしくないところを噛んだり舐めたりしてしまうのを防ぐことができます。

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ですが、歩いていてカラーの幅がわからずぶつかったり引っかかったりしてしまうのが欠点です。

エリザベスウェアは傷の保護や傷を舐めることを防止する目的の服です。

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エリザベスカラーが苦手な子でもストレスが少なく過ごせます。

しかし、どうしても傷が気になってしまう子はエリザベスウェアの上から噛んでしまうことがあります。

おうちの子にどっちが合うのか気になる方は獣医師またはスタッフにお声かけください。

りゅうくんの車椅子

こんにちは看護師の久松です。

今回はりゅうくんの車椅子についてお話しします。

りゅうくんは前足を断脚した為、足が一本ないので他の今ある足の負担が多くなります。

その為、関節などの負担を減らすことができるように、りゅうくん専用の車椅子を作りました。

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ベストを着て車椅子に乗ります。
専用のベストなのでぴったりです。

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まだ練習中ですが、外でも自由に動けるようにすることが目標です。
車椅子に乗っていると自分では休憩がとれないので、適度に休みながら全身体力をつけて行きます。
もしお散歩の姿を見かけたら、応援お願いします。

 

 

こんにちは、獣医師の鵜飼です

こんにちは、獣医師の鵜飼です。

暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?

私の近況はというと、先日、獣医神経病学会という学会に参加してきました。

この学会はその名の通り、獣医学、特に犬や猫における神経病学を主体に研究や治療の共有・報告を実施しています。

私は大学生時代から神経病学に興味があり、この学会に参加してました。

学生時代は神経病学の難しいメカニズムや病態生理学などの理解に苦しんでいたことを覚えています。

今は理解できることが増えて、神経病学の難しさも非常に面白く感じています。

また先日の学会は獣医神経病学に関連のある人だけでなく、放射線治療専門医の講演や、ヒト医療の医者によるコミュニケーションについての講演など非常に勉強になるものでした。

学会で得た情報を元に、以後の治療に結びつけていければ、救える命が増えればいいなと思います。

暑い夏、みなさんくれぐれも体調には気をつけてお過ごし下さい。

我が家の猫トイレ事情

こんにちは、受付の神宮です。

今回は我が家の愛猫リッツのトイレのお話をさせていただく事にしました。

リッツ(現在8歳)は1歳前からトイレ以外で用を足す事が多くとても悩まされました。

その頃既にトイレが二つありました。

両方のトイレに行ったり来たりしますが、何もせず出てきては私の顔を見ながら「ここでしちゃうよー」と言わんばかりに泣いて色々な場所でチーッとしてしまいます。

色々考えましたが特に改善される事もなく、ただ掃除がやり易いように家の中を変えていくしかありませんでした。

寝ている時、顔に雨?が降ってきて飛び起きた事もあります。

お洗濯も大変ですし、夜中だと寝不足になる事も少なくありません。

ところがある事がきっかけでトイレの位置を変える事になり、その二つのトイレの動線にもう一つ用意してみました。

すると行ったり来たりしているうちに、気づいたのでしょうか、吸い込まれるように新しいトイレへ!

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何故かそれから粗相もかなり減り、今は大と小、時間や気分で毎日3個のトイレ使い分けています。

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人と猫、生活を共にしている以上困ったことは解消していければいいですね。

我が家は何年もかかってしまいましたが、これからもリッツとの生活を楽しみたいと思います。

 

 

クーラーの効いたお家の中で運動してみませんか?

 

こんにちは、看護師の後藤です。

最近暑い日が続きますね~、いつの間にか夏になってしまったような感じです。

これからもっと暑い日が続くと思いますのでみなさん体調に十分気をつけていただければとおもいます。

暑い日お散歩の時間が短くなりますね.

日差しの弱い夜中や明け方に散歩に行ければ問題ないと思いますが、生活のリズムは皆さんそれぞれなので中々そうしたことが出来ない方も多くいらっしゃるとおもいます。

そんな時にはクーラーの効いたお家のなかで運動してみませんか?

家の中で運動量の確保なんて出来るの?と疑問に思われるかたもいらっしゃるかと思いますが、ちょっとした工夫をしてやると十分な運動量は確保できるんです!

 

その①  お座り→立ち上がる

場所はどこでも構いません。お座りをさせて出来るだけその場で立ち上がるという動作をすることで、人でいうところのスクワットのような運動をさせることができます。

ですが一度に連続して何十回、何百回とやる必要はありません。1日の生活の中に少しだけプラスしてあげる程度行いましょう。

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その②   障害物をまたぐ

わんちゃんが行ったり来たり出来るくらいのスペースを確保します。そのスペースでちょっとした障害物をおいてそこを超えさせます。

飛んで超えるよりはゆっくり一歩一歩またぐようにして超えるとより効果が期待できます。

障害物は何でも構いませんが、高すぎるとぴょんと飛んでしまいやすくなるので始めは1、2cm程度の障害物から始めてみるといいと思います。

またその障害物も超えるのにちょっと気にするくらいのものがいいです。

柔らかすぎたり、小さすぎると気にせず踏んづけてしまうことになるので、ラップの芯や少し硬く巻いた新聞紙などがいいかもしれません。

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リハビリテーション科ではこうした運動をその子にそれぞれに合ったものをご提案させて頂いています。

夏場の運動量を確保したい方、シニア犬、健康維持の運動にご興味ある方は一度獣医師にご相談の上、リハビリテーション科にお越し下さい。

 

 

 

メダカのこと

こんにちは、受付の内山です。

我が家では2つの睡蓮鉢で、メダカを飼っています。

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1つは大人のメダカを、もう1つには子供のメダカを分けて入れていて、今年の春からかなり子供達が産まれました。

ここ何年かメダカを飼っていますが、1つの睡蓮鉢で大人も子供も一緒だったので子供が大人に食べられてしまい、全く増えませんでした。

今年は卵から分けたのが良かったのか、沢山増えたので友人にも配ったりしています。

1センチにも満たないサイズで産まれた子が、段々育って大きくなって行くのを見ているととても嬉しくなります。

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メダカの学校になる位沢山の小さな命を大切に育てて行きたいと思いました

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麻酔の話

暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

麻酔科の下田です。

今回は麻酔の話をします。

皆様の大事なわんちゃん、猫ちゃんについて「手術をしましょう」と言われるとどう感じますか?

よく耳にするのは「麻酔が不安」「痛い思いをさせたくない」とういう言葉です。

私達は日々手術の際に麻酔によって悪い影響が体に出ない様に、動物が痛くない様に念密な計画を練って手術に臨んでいます。

手術中は皮膚を切ったり、出血したり、呼吸をとめたり、と色々なことが起きます。

麻酔はそれらのことが手術後まるで何もなかったかの様に本人に感じさせ、手術や麻酔の影響を術後にできるだけ残さないことが目標です。

一般的には「麻酔=眠っている=意識がない」というのがイメージかもしれません。

しかし、手術中意識がなくても、切った皮膚の痛みが残っていたりした場合は、意識が戻ってから入院室で痛みに耐えなくてはいけません。

また、「意識がない」というのと、「手術中体が動かない」というのはイコールではありません。

意識がなくても体がうごいてしまうこともありますし、体が動かなくても手術中の怖い記憶が残ることもあります。

そのため麻酔をかける時は、

  • 意識がない状態
  • 痛みがない状態
  • 手術中に動かない状態    など

を心がけて麻酔薬や鎮痛薬を組み合わせています。

それらが上手く達成されると、手術後痛くなく、嫌な思い出や不快感の残らない麻酔が出来ます。

私達麻酔科はそんな麻酔を目指して日々努力をしています。

大切なわんちゃん猫ちゃんに麻酔をかけるのはご家族として大変不安だと思います。

何かありましたらどんなことでも結構ですので、一度ご相談下さい。

 

麻酔科 下田