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その他

トリマーの七つ道具

トリマーさんて、どんなものを使ってトリミングしているの?と、お思いの飼い主様もいらっしゃるかと思います。

今回は、トリマーの鈴木が「七つ道具」をご紹介します。(何を七つと数えるかは人によって違うかもしれません)

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こちらはスリッカーとピンブラシ、コームです。

スリッカーで被毛を少しずつブラッシングします。

皮膚や毛質、毛玉の状態で、ハードスリッカーとソフトスリッカー、ピンブラシを使い分けています。

そのあと、コームでもつれや毛玉が残っていないかチェックします。

コームは、カットの時も使用します。

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こちらのコームは、スワロフスキーのキラキラがついていて、裏面には、私と愛犬と、先代の愛犬のネーム入れをオーダーでしてあります。私のお気に入りです。

落としてしまった時に、キラキラが2つ取れてなくなってしまいました…。

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クリッパー(バリカン)です。

仕上げたい長さにあわせて刃を替えます。

当院のトリミング室では、0.1㎜〜11㎜をそろえています。

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鉗子と爪切りです。

鉗子で耳の中に生える毛を抜きます。

最近では、奥の毛は小さなハサミでカットしています。

爪切りで、血管ギリギリまで切ります。

爪切りが嫌いな子は多いですが、体勢や抑え方をかえると、おとなしく切らせてくれることもあるので、工夫が大切です。

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ドライヤーです。

ハンドドライヤーとスタンドドライヤー、アーム式ドライヤーがあります。

シャンプー後の濡れた被毛を乾かし、しっかりと伸ばします。

きちんと伸ばしてあげないと、カットにも影響が出ます。大切な作業です。

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そして、ハサミです。

左から、ヒゲ•マユ毛カットバサミ、ボブバサミ、スキバサミ、仕上げバサミ、粗刈り用です。他にも、カーブバサミ、プラッキングナイフ、レイキングナイフなどありますが、当院のトリミング室で行うカットは、この中の2本〜5本で対応しています。

 

トリミングを終え、飼い主様がお迎えに来られた時、「可愛くなった」「キレイになった」と、喜んで下さる飼い主様の笑顔が見れた時がとても嬉しいです。

 

 

獣医療のレベルアップのために・・・

 

こんにちは、獣医師の森田です。

毎月1回、1日の診療後に、獣医師全員で集まりミーティングを開いています。

内容は、

海外の文献を要約し発表・討論

院内で使用する書類やパンフレットの提案・考察

治療指針の検討/問題点の洗い出しおよび改善方法の検討

など様々で、獣医師全体で意識の共有をはかっています。

院長を初めとして多くの獣医師の前での発表になるため、若手の獣医師にとっては知識を得るだけではなく、プレゼンのトレーニングにも非常に役立っています。

更なる、獣医療のレベルアップのため、今後も定期的に開催していきます。

 

入院中のご面会方法

今回は受付の井澤から入院中の動物たちのご面会方法についてお伝えします。

当院では、手術、検査、治療などでお預かりしている動物たちがたくさん入院しています。

入院中の様子は、担当の獣医師から飼い主様にお伝えするとともに、ご面会をしていただくことが可能です。

しかし、手術の直後や、その動物の性格、状態によっては、直接飼い主さんに会って興奮させてしまうことが禁忌になる場合があります。

そのような場合、当院では、小型のカメラで様子を映し、モニターしていただく方法をとっています。

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犬舎や猫舎の前にカメラを設置し、動物を映します。

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モデルはカルマちゃんです。

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映像は待合室のモニターに映し出されます。

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カメラで見ていただくことで、動物たちを余計に興奮させることなく安全に面会することができます。

ご面会方法は、担当獣医師や飼い主様に相談の上決めさせて頂いております。

何かご不明な点がありましたらスタッフにご相談ください。

ちょっと珍しい犬達

 

動物看護師の中村です。

我が家は、5頭の犬と猫1匹とで暮らしています。今回はあまり見かけない犬種なので、少し紹介したいと思います。

『ホワイトシェパード・ドッグ』

普段目にするシェパードは、ジャーマン・シェパード(原産国はドイツ)。

ホワイトシェパードは、アメリカン・カナディアン・ホワイトシェパード(原産国はアメリカ、カナダ)とホワイト・スイス・シェパード(原産国はスイス)がいます。

同じシェパードでも原産国が色々あります。

『バーニーズ・マウンテン・ドッグ』

原産国はスイス。昔は荷車などを引いていた力強い犬です。

『スコティッシュ・テリア』

原産国はイギリス、スコットランド。気が強くて頑固者です。

 

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以上は、陶芸が趣味の母の力作です。

ちなみに、本物はこちらです。

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シェパードとバーニーズは供血犬として頑張っています。

聴診器のイロイロ

動物看護士の斉藤です。

今日は私たちの身近な仕事道具、聴診器のことを紹介します。

身体検査で心臓や肺の音を聞く聴診器ですが、獣医師はそれぞれ自分の聴診器を持っています。

診察室で見かけると思いますが、意外と色々な色があります。
 
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黒・グレー・紺

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グリーン系

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赤・オレンジ

そして、音を聞く部分にも色々種類があります。
 
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 それぞれ獣医師の個性が出ていると思うので、気にして見てみると面白いかもしれませんね。
 

ねこちゃんのトリミング

今回はトリミングに来てくれている猫ちゃんを、トリマーの川口が紹介します。

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チンチラのデビルちゃん。

猫ちゃんのトリミングは、麻酔をかけて行うことが多いのですが、デビルちゃんは慣れているので麻酔をかけずに行えます。

シャンプーもこの通り。

おとなしく洗われています。

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最後はリボンをつけて終了です。

(お家に帰ると一瞬で取れてしまうようですが・・・)

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トリミングが混み合っていて、なかなか予約が取れない状況が続き、ご迷惑おかけしていますが、今後ともよろしくお願いいたします。

院内の猫たち

 動物看護師の斉藤です。

今回は院内猫たちを紹介させていただこうと思います。

 

まずはじぞうくん。

とても美形だと思うのですがいかかでしょう?

犬でも猫でも誰とでも仲良くなれる優しいこです。

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ジュゴンのぬいぐるみが大好きです。

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次はしらすくん。

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真っ白で青い目の綺麗なネコさんです。

とてもユニークな性格の持ち主です。

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シャンプーしてもらいました。いいこです。

 

最後はじゃこ太くん。

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抱っこしてもらうことが大好きな甘えん坊さんです。

 

お昼休みなど時間のある時にはみんなで医局で遊びます。

もちろん犬たちも一緒ですがみんな慣れているので平気です。

 

なかなか皆さんにお目にかかることはないかもしれませんが、時には供血猫としても頑張ってくれています。

もちろんスタッフを癒すという大事なお仕事もしっかりしてくれています。

供血犬たち

 

こんにちは。動物看護師の森下です。

今回私は、当院の供血犬について紹介させていただこうと思います。

前回もブログで登場した、黒ラブラドールの男の子『りゅうくん』です!

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年齢はおじいちゃんですが、気分は子供の頃と変わらず、スタッフ達が連れてくる若い犬達に混ざって毎日遊んでいます。

最近は雷が苦手なようです。ごはんとおやつが大好きです!

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そしてグレートデンの女の子『かるまちゃん』です!

この子も年齢はおばあちゃんですが、やはり気分は子供です。

そして体重は50キロ近くありますが、自分は小型犬くらいのサイズだと思っているようです。

最近は暑いので室内での運動を頑張っています!

 

 

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そして今年から新たに仲間入りした子を紹介します。

ロットワイラーの男の子『デレク』です!

まだ5ヵ月の子犬ですが、26キロとすくすく成長しています。

成犬になるまでは供血しないので、今は私の家で過ごしています。

なんでも楽しいらしく、いたずらばかりしています。なかなか落ち着きません。なかなか疲れません。さすが子犬です。

成犬になると60キロ近くになる犬種なので、大きくなってコントロールができなくなると大変です。そのため、最近は訪問の訓練士さんに協力してもらい、私とデレクはお勉強を始めました。私の指示の出し方がおかしければ、デレクもできないので、私も正しくできるよう頑張ります。

他にも、スタッフが飼っている大型犬や、大型犬を飼ってらっしゃる患者様にもご協力いただいております。

 

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冷たいタオルはいいね。
りゅう君

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スクールでおすまし
かるまちゃん

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供血犬一年生のロッティちゃん
大人になったら供血犬!デレク君

 

人の医療と同じように、動物でも『輸血』は必要になってきます。

そのためには健康な子達の協力が必要です。

しかし、大きな手術などが増えると血液が足りなくなることもあります。

当院では今も献血ボランティアを募集しております。

詳しい内容のお問い合わせ・ご質問等ございましたら、いつでも当院の獣医師にご相談ください。

 

トリミング

こんにちは。

トリマーの鈴木です。

だんだん、暑くなってきてサマーカットにくるワンちゃんも増えています。

そのため、トリミングが混みあっていて大変ご迷惑をおかけしております。

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こちらはトイプードルのあんちゃんです。

あんちゃんは、とてもお利口さんで私がトリマーになったばかりの頃から練習台となってくれました。

お尻にハートをいれてみたり、カラーリングしてみたり色々協力してくれました。

おばあちゃんになった今でも、頑張ってトリミングにきてくれてます。

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今回はお耳のタッセルをハート形、お尻にハート、Anと名前いれてみました。名前を入れるのは初めての試みだったためあまりうまくいかず・・・。

10年以上トリミングをさせてもらったあんちゃんのトリミングをできるのも来月が最後となってしまいました。

私事ですが、7月で退職することになりました。

時が経つのも早いもので埼玉動物医療センターのスタッフになって十数年…。

トリミングでご指名を頂いたり、名前や顔を覚えて頂き多くの飼い主様、ワンちゃん・ネコちゃん達に感謝しております。

今の自分があるのも、皆様のおかげだと思っています。長い間、本当にありがとうございました。

埼玉動物医療センターでは色々出会いがありました。

こちらの愛猫、愛犬も勤務したことがきっかけで出会いました。

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お昼休みはスタッフ達の愛犬が医局で遊でいます。

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みんな仲良し。奇跡の1枚だったので載せてみました。

あと、私がここにいるのもあと少しですが最後まで頑張りますのでよろしくお願いいたします。

ちょっと珍しい同伴出勤?

こんにちは、受付の高橋です。
今回は、スタッフのペットをご紹介します。
ほとんどのスタッフがペットを飼っていて、毎日スタッフと一緒に出勤しているペットもいます。
その中にセキセイインコのラズリちゃん(1才♂)がいます。

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トリミング室の前を通った時、窓から覗く鳥カゴに気付いた方もいらっしゃると思います。

「トリミング室に何故インコが???」と質問された方もいらっしゃいますが、スタッフのペットです。

トリミング室に犬や猫がいても、ドライヤーの音がしても平常心の強者です。

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ラズリちゃんは声をかけると寄ってきますが、直ぐに自分の世界に入ります。

カゴの中にある沢山のおもちゃで器用に遊びます。(一見、おもちゃに紛れて本人がわからない時があります。)

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また、お喋りも上手で色々喋ります。

スタッフの名前も喋ることができます。(残念ながら飼い主の名前は喋りません。)

 そして、トリミング室での放鳥タイム!

人も犬も猫も、怖がりません。(むしろ狙ってきます。)

少しの間、楽しく遊んでから帰宅します。

 

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以上、見ていて飽きない可愛いラズリちゃんをご紹介しました。

 

ご挨拶(埼玉動物医療センター 院長 林宝謙治)

ご挨拶       

埼玉動物医療センターのホームページをご覧の皆様、ありがとうございます。院長の林宝謙治と申します。
この度ホームページのリニューアルに伴いブログも開設致しましたのでご挨拶申し上げます。

当施設は、1997年2月7日に開業して今年で17年となりました。
開業当初はとにかく目の前の動物を治す事だけを考えてがむしゃらに診療をしていたように思います。
自分なりに努力してきたつもりですが、多くの失敗もしてきたと思います。同じ失敗を繰り返さないためにスタッフと協力し、話し合いながらここまでやってきたつもりです。
気がついたら2名で始めた病院が今ではスタッフが40名以上の大きな病院に成長していました。
昔は全ての診療を自分で診ていましたが。近年では、若いスタッフも育ち、専門診療も充実してきています。

整形外科、神経科、眼科、循環器科、皮膚科の専門診療を専門の獣医師に任せる事で私は腫瘍科に専念できるようになりました。
また、当施設の特徴は総合診療科の充実です。

総合診療科では一般内科、一般外科を中心とした各種診療を行っております。

健康診断や予防接種などの一般診療はもちろん、各専門診療科への窓口にもなります。
体調が悪いけど、どの診療科を受診すればいいのかわからない、専門診療科を受診するべきなのかわからない、などお困りの際はまずは総合診療科を受診していただけるといいと思います。
人間の病院でも最近は総合診療医の重要性が見直されてきていますが、動物でも同じだと思っています。
当施設では総合診療科が核となり、専門診療科と連携し診療を進めて行く事を目標にしています。

そしてもうひとつの特徴がリハビリテーション科です。
当施設のリハビリテーション科は、C.C.R.Pという米国テネシー大学の認定資格をもった獣医師と、同じくC.C.R.Pを取得しているリハビリテーションの専門家である理学療法士が核となり、評価と理論に裏打ちされたリハビリテーションの提供を行っています。

まだまだ発展途上の病院ではありますが、スタッフ一丸となってまた、ご紹介していただくホームドクターの皆様と協力しあいながら、動物とそのご家族のために努力を続けていく所存です。

私個人としては1頭でも多くのがんの動物を完治させるべく努力と勉強を続けていきたいと思っています。
現代社会において動物と人間の絆は非常に重要視されるようになっています。多くの人が一緒に暮らす動物をペットではなく、コンパニオンアニマル即ち家族の一員と考えるようになりました。
そのような考えから家族である動物ががんを患った際にも積極的に治療を考える人が増えているように思います。

自分の大切な家族ががんを宣告された時に、たとえ根治が望めないケースでもできる限り痛みや苦しみを少なくしてあげたいと願うのは当然の事です。
犬の約半数はがんで亡くなります。
猫の死因の3分の1ががんである事が疫学調査で明らかになっています。
我々臨床家にとって「がんは治らないから」とはもう決して言えない時代になったと思います。